ニュース・コラム

海外男子

タイガー・ウッズ/08年レビューと09年展望

2009年1月3日(土)午前11:45

この記事のキーワード
 タイガー・ウッズ(米)にとって08年は“メイクドラマと落胆”の1年だった。

 年間グランドスラムを期待され登場した初戦のビュイック招待、まずは2位の今田竜二に8ストロークの大差をつけて圧勝。ビュイック招待の舞台であるトリーパインズGCが6月の全米オープンの舞台ということもあり、その大会でタイガーが4連覇を達成したことは、メジャー制覇の大きな足がかりとなった。

 2月にはWGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権で順当に勝ち進むと、スチュワート・シンク(米)との決勝戦では相手を8アンド7の歴史的大差で下し早くも2勝目。続くアーノルド・パーマー招待で3勝目を挙げたときには、この先タイガーを襲うアクシデントを予想する人は居なかった。そしてマスターズの前哨戦ともいえるWGC-CA選手権で、シーズン初めて優勝を逃し単独5位に甘んじたが、メジャーへ立ち向かう準備は十分に整っているかに思われた。

 しかし満を持して臨んだはずのマスターズで、早くも年間グランドスラムの夢は断たれる。20代のトレバー・イメルマン(南ア)に敗れ2位に甘んじたのだ。敗因の1つと言われているのが持病ともいえる左ひざの状態の悪化。タイガーはマスターズ直後に3度目の手術を受け、試合からしばらく遠ざかることになった。

 そして復帰戦となった全米オープン。トリーパインズで死力を尽くしたタイガーは、本戦の最終ホールで劇的なバーディを奪ってロッコ・メディエート(米)に追いつき、プレーオフ進出の権利をもぎ取ると、翌日限界を超えたひざの痛みと戦いながら19ホールに渡る死闘を制し、見事メジャー通算14勝目を獲得したのだった。

 しかし、この一戦で遂に左ひざが悲鳴を上げ、リタイヤを余儀なくされる。わずか6試合で4勝し、賞金ランク2位に食い込んだのはさすがだが、デビュー以来初めて、シーズン後半を棒に振る苦しい時期を経験した。

 さて、タイガー復帰の時期は未だ確定していない。関係者によると「(試合に)出る、出ないという憶測が伝わっただけで、スポンサーの株価が変動するほどタイガーの影響力は大きいので、直前にならないと復帰の告知はしないでしょう」とか。来季のマスターズでの復帰を望む声は高いが、タイガー本人も「まだ何も決まっていない」の一点張り。タイガーのことだから、復帰戦でいきなり優勝できる確信が持てない限り、安易に復帰するつもりはないのかもしれない。

関連記事

ゴルフネットワークは以下の放送サービスからご視聴いただけます

  • ココロ動く、未来へ。スカパー!
    衛星放送多チャンネルサービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • J:COM
    国内最大手のケーブルテレビ運営会社
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
  • GOLF NETWORK PLUS
    パソコン・スマートフォンで視聴できる
    インターネット配信サービス
    パソコン・スマートフォン
    タブレット視聴サービス
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • prime video
    Amazonプライム会員向けの
    動画配信サービス
    Amazonプライム会員なら
    簡単登録!
    • 権利上の理由により、一部番組がテレビ放送と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
  • 全国のケーブルテレビ
  • ひかりTV
    光回線をテレビに接続して
    視聴するサービス
  • auひかり
    auの光ファイバーをテレビに接続して 視聴するサービス
施設、店舗など法人でゴルフネットワークの
ご利用をご検討中のお客様へ

ゴルフ場や練習場のロビー、ゴルフ用品店、飲食店、スポーツジムや
ホテル客室などで、ゴルフネットワーク法人視聴をぜひご活用ください。