石川&今田、予選突破は微妙…? 連日荒天で再び順延
2013年7月20日(土)午前11:16
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雷による2度の中断を挟み2日連続で順延が決まる中、石川遼と今田竜二は予選落ちの危機に瀕している。
第142回 全英オープン(スコットランド、ミュアフィールド)と同週開催で、メジャーの舞台に出られない選手中心の賞金争奪戦となっている米男子ツアー、サンダーソンファーム選手権(ミシシッピ州、アナンデールGC)は現地時間19日、荒天サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を行ったが、天候が回復せず再び順延へ。そんな中、石川、今田の両日本勢はカットラインを巡る攻防を続けている。
第1ラウンドを2アンダー70にまとめ40位タイにつけた石川だったが、10番スタートの第2ラウンドは10ホールを終了し1バーディ、2ダブルボギーの苦しい展開。日没となり残りが翌日に持ち越されたため、通算1オーバーの暫定101位タイで2日目を終えることに。残り8ホールでの巻き返しを余儀なくされた。
一方、今田は3バーディ、3ボギーのイーブンパー72で回り、通算イーブンパーでホールアウト。現時点で推定カットラインに3打足りない暫定91位タイと決勝ラウンド進出は難しい状況に追いつめられている。
上位陣は第2ラウンドで8アンダー64の猛攻を見せたファビアン・ゴメス(アルゼンチン)が通算10アンダーまでスコアを伸ばし、ボーン・テイラー(米)、ポール・スタンコウスキー(米)、トロイ・マッテソン(米)、カイル・レイファース(米)、さらに初日のトーナメントリーダー、ダニエル・サマーヘイズ(米/8ホール終了時点)と並び暫定トップタイに立ち、1打差に4人、3打差以内に24人がひしめく混戦模様となっている。
暫定ながらトップタイに浮上したスタンコウスキーは1990年代にツアー2勝を挙げている43歳のベテランだが「ここ10年、パットがまったく入らなかった」と表舞台から姿を消していた。そのため久々の記者会見の前にキャディから「スタン(スタンコウスキー)、インタビューにどうやって答えればいいか覚えているかい?(笑)」とからかわれるひとコマも。
「ノー!」と笑って返したスタンコウスキーだが、インタビューの受け答えは忘れても勝ち方は決して忘れていないはず。1996年に日本ツアーのカシオワールドオープンで優勝した経験を持つ男が1997年の米ツアー、ハワイアン・オープン以来16年ぶりの勝利を目指す。
尚、第2ラウンドの続きは翌土曜日の午前7時(現地時間)に再開される。