海外男子
タイガー vs. R.メディエート、激闘はプレーオフに持ち越し!
2008年6月16日(月)午後1:30
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タイガー・ウッズ(米)の雄たけびが18番グリーンに響いた。
メジャー今季第2戦、第108回全米オープン最終ラウンド(現地時間15日、カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC)は、メジャーすべての試合に3回ずつ勝つトリプルグランドスラムがかかったタイガーが、通算3アンダー単独トップでスタート。過去に首位(タイを含む)で最終日を迎えた場合、メジャーでは負けたことがないだけにそのまま突っ走るかと思われた。
だが、マスターズ後に内視鏡手術を受けた左ひざが連日の激闘に痛んだのか、出だしから大苦戦。ショットするたびに顔をゆがめながらの戦いを強いられた。1番パー4でティーショットを左のラフに打ち込むと、2打目、3打目と木に当てて、5オン1パットでいきなりダブルボギー。続く2番もボギーで早くも貯金を吐き出した。
その後は同じ組のリー・ウェストウッド(英)、1組前のロッコ・メディエート(米)とのデッドヒートを繰り広げた。だが、タイガーは途中で立て直し、9番パー5で2オンに成功してバーディ。11番パー3ではティーショットで傾斜を利用してチャンスにつけてバーディを奪い、通算2アンダーまでスコアを戻し、再び単独首位に立った。
しかし、すんなりとは終わらない。終盤に入って再び苦戦する。この日は新設のバックティーを使用し、614ヤードの長さとなった13番パー5にワナが待ち受けていた。勝負に出たフェアウェイからの第2打がキャニオンと呼ばれる左のガケ下へ。外周がすべてラテラル・ウォーターハザード扱いの場所に打ち込み、仕方なく1打罰を払って救済を受けて4オン2パットのボギー。15番もボギーとし、ウェストウッドと同じ通算イーブンパーで最終18番ホールを迎えた。
先に通算1アンダーでホールアウトしたメディエートを追い、バーディ必至のパー5。タイガーのティーショットはバンカーに捕まった。2オンを狙えず、3打目で右約3.5メートルに乗せてプレーオフへの望みをつないだ。じっくりとラインを読んで集中すると、しっかりとストローク。カップに跳ね上がるような強いタッチでねじ込んでバーディ。最後の最後で通算1アンダーで追いつき、16日に18ホールで行われるプレーオフに勝負を持ち込んだ。
また、ウェストウッドは18番でバーディが獲れず、1打差の単独3位。通算2オーバー4位タイにロバート・カールソン(スウェーデン)とD.J.トラハン(米)が入った。06年大会王者のジェフ・オギルビー(豪)が通算4オーバー9位タイ。レティーフ・グーセン、アーニー・エルスの南ア歴代王者2人は共に通算5オーバー14位タイだった。
その他、地元のフィル・ミケルソン(米)は今田竜二、セルヒオ・ガルシア(スペイン)と並び、通算6オーバー18位タイ。マスターズ王者のトレバー・イメルマン(南ア)は通算14オーバー65位タイで大会を終えている。
メジャー今季第2戦、第108回全米オープン最終ラウンド(現地時間15日、カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGC)は、メジャーすべての試合に3回ずつ勝つトリプルグランドスラムがかかったタイガーが、通算3アンダー単独トップでスタート。過去に首位(タイを含む)で最終日を迎えた場合、メジャーでは負けたことがないだけにそのまま突っ走るかと思われた。
だが、マスターズ後に内視鏡手術を受けた左ひざが連日の激闘に痛んだのか、出だしから大苦戦。ショットするたびに顔をゆがめながらの戦いを強いられた。1番パー4でティーショットを左のラフに打ち込むと、2打目、3打目と木に当てて、5オン1パットでいきなりダブルボギー。続く2番もボギーで早くも貯金を吐き出した。
その後は同じ組のリー・ウェストウッド(英)、1組前のロッコ・メディエート(米)とのデッドヒートを繰り広げた。だが、タイガーは途中で立て直し、9番パー5で2オンに成功してバーディ。11番パー3ではティーショットで傾斜を利用してチャンスにつけてバーディを奪い、通算2アンダーまでスコアを戻し、再び単独首位に立った。
しかし、すんなりとは終わらない。終盤に入って再び苦戦する。この日は新設のバックティーを使用し、614ヤードの長さとなった13番パー5にワナが待ち受けていた。勝負に出たフェアウェイからの第2打がキャニオンと呼ばれる左のガケ下へ。外周がすべてラテラル・ウォーターハザード扱いの場所に打ち込み、仕方なく1打罰を払って救済を受けて4オン2パットのボギー。15番もボギーとし、ウェストウッドと同じ通算イーブンパーで最終18番ホールを迎えた。
先に通算1アンダーでホールアウトしたメディエートを追い、バーディ必至のパー5。タイガーのティーショットはバンカーに捕まった。2オンを狙えず、3打目で右約3.5メートルに乗せてプレーオフへの望みをつないだ。じっくりとラインを読んで集中すると、しっかりとストローク。カップに跳ね上がるような強いタッチでねじ込んでバーディ。最後の最後で通算1アンダーで追いつき、16日に18ホールで行われるプレーオフに勝負を持ち込んだ。
また、ウェストウッドは18番でバーディが獲れず、1打差の単独3位。通算2オーバー4位タイにロバート・カールソン(スウェーデン)とD.J.トラハン(米)が入った。06年大会王者のジェフ・オギルビー(豪)が通算4オーバー9位タイ。レティーフ・グーセン、アーニー・エルスの南ア歴代王者2人は共に通算5オーバー14位タイだった。
その他、地元のフィル・ミケルソン(米)は今田竜二、セルヒオ・ガルシア(スペイン)と並び、通算6オーバー18位タイ。マスターズ王者のトレバー・イメルマン(南ア)は通算14オーバー65位タイで大会を終えている。