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国内男子

08年国内男子ツアー賞金王展望

2007年12月29日(土)午後0:35

 谷口徹の5年ぶり2度目の賞金王奪還で幕を閉じた07年国内男子ツアー。4年連続の栄冠を狙った片山晋呉との熱き賞金王レースは最終戦までもつれ込み、観る側の心を惹き付けたが、果たして08年はどんな展開が待っているのだろうか?

 データを紐解くと、00年以降賞金王のタイトルを獲得しているのは、片山(00年、04年、05年、06年)、谷口(02年、07年)、伊澤利光(01年、03年)の3人だけ。21世紀はこの3人を中心にツアーが回ってきたといっても過言ではない。その間、片山は全米プロ、伊澤はマスターズで優勝争いを演じ、世界でも存在感をアピールしてきた。伊澤、谷口ともに体調不良などで低迷した時期もあったが、まだまだ30代の働き盛り。尾崎将司が40代?50代にかけて全盛期を迎えたように、この3人が08年もツアーの中心になることはほぼ間違いない。

 そんな中、新たな賞金王候補としてその名を轟かせているのが谷原秀人だ。「片山さんを倒すのは自分しかいない」という名言で、昨年賞金ランク2位に躍進した谷原は、今季も2勝を挙げランク4位に入っている。学生時代は星野英正や宮里優作の陰に隠れて3番手、4番手だったが、プロになってからの実績は断然谷原が上回っており、経験をつんだ最近は貫禄さえ漂わせている。若手代表として、片山、谷口、伊澤の“ビッグ3”に割って入るとすれば、この人かもしれない。

 若手といえば近藤智弘もそのひとり。初優勝(06年の日本プロ)までには時間がかかったが、その後は順調で今季の賞金ランクは谷原に次ぐ5位。抜群のゴルフセンスを持つ近藤も近い将来賞金王を狙える選手のひとりだろう。

 あなどれないのが外国勢。ブレンダン・ジョーンズ(豪)は、シーズン終盤の三井住友VISA太平洋マスターズとゴルフ日本シリーズJTカップを大逆転で制して賞金ランク3位に食い込み、強烈な印象を植え付けた。米ツアーへの転身の道は開かれているが、「日本が好き。ここでプレーしたい」と公言しており、日本勢にとっては手強い相手になりそうだ。また、来季は前半ネイションワイドツアー(米ツアー下部組織)でのプレーを切望している、若き韓国の星・ドンファンも今季は賞金ランク6位と大健闘。大化けして賞金王候補に名乗りを上げる日も近い。

 また今季、賞金ランク自己ベストの14位に入った宮里優作、同16位の岩田寛ら、まだ優勝はないがブレイクのチャンスをうかがう実力派も育ちつつある。どうやら来年の国内男子ツアーは3強 vs. 新勢力の激突になりそうだ。

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