海外男子
池田、18位タイ好発進! 石川は苦闘107位タイ
2011年7月15日(金)午前11:26
大会1週間前にメジャー出場が決まった池田勇太が、光るプレーを見せている。
今季メジャー第3戦、第140回全英オープンの第1ラウンド(現地時間14日/英、ロイヤル・セントジョージズGC)は、予報どおり朝から強風が吹き荒れる難コンディション。午後になって少し収まったものの、トッププレーヤーたちも皆リンクス特有の海風に翻弄された。
6人の日本勢も例外ではない。特に早い時間にプレーした藤田寛之、平塚哲二、石川遼、池田の4人は難コースと強風との格闘を強いられたが、そんな中でも池田は落ち着いていた。
全英オープンの出場権を自力で獲得することが出来ず、一度は出場を断念した。だが、世界ランク上位選手に別の資格で出場権を持つ選手が多く、さらに出場辞退も多く出たため、世界ランクトップ50以内の権利が池田(4日発表時点で同67位)まで繰り下がり大会1週間前に出場が決まった。そのため、シーズン後半に向けて作り上げていた自分仕様の新しいアイアンは、決して全英向けではない。それでも、お気に入りのそのアイアンを駆使してフロントナインはすべてスコアカードどおりのパープレーで切り抜けた。
後半に入って出だし10番の第2打で、あと少しでカップインというスーパーショットを披露し初バーディを奪うと、13番では難しいポットバンカーからきっちりとパーセーブ。14番パー5でも2メートルのパットをしっかり沈めてこの日2つ目のバーディを奪取した。その時点で2アンダーまでスコアを伸ばす。
続く15番では、ティーショットが乱れて右の深いラフにつかまり、第2打は出すだけしかできず第3打が200ヤードも残る大ピンチ。しかし、長いパーパットをねじ込んで、思わずガッツポーズを見せた。
16番までノーボギー。残念ながら17番で1つボギーを叩いたが、一緒に回ったイアン・ポルター(英)、ダスティン・ジョンソン(米)も苦しむコンディションの中、1アンダー69でホールアウトした。
「前半、バーディチャンスもところどころあったけど、取れないときは仕方ないのでパーを取ることに専念した。練習ラウンドと違う風の中、1アンダーで回れたのは大きかった」と落ち着いて話した池田。首位とは4打差の18位タイだが、2日目も強風の予報がでる中、これと戦える自信にみなぎっていた。
一方、池田とは対照的に石川はフロントナインで苦しんだ。
多くの選手がレイアップする出だしの1番でドライバーを持った全英第1打はナイスショット。ところが、第2打を先に打った世界ランクNo.1のルーク・ドナルド(英)、全英オープンでのプレーオフ経験者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)の2人が強烈なフォローの風にグリーンオーバーする。それを見てから打ったのが仇となり、残り約80ヤードの第2打は風を意識しすぎてグリーンをショート。いきなりボギーでのスタートとなってしまった。
3番、6番でもボギーを叩いた後、7番パー5では第3打が難しいポットバンカーにつかまり、5オン2パットのダブルボギー。5オーバーまでスコアを落とした。
だが「諦めない」と宣言して大会に臨んだ石川は、決して気持ちを切らすことはなかった。9番でもボギーを叩き6オーバーで折り返した後半、この日初めてパーオンした10番で1メートルのパットを沈めて初バーディを奪い、ようやく表情が和らいだ。
11番ボギーの後、12番、14番でもバーディ奪取。バックナインの挽回が効いて、4オーバー74の107位タイで初日を終えた。「アイアンを打つとき、体が開いてボールが必要以上に上がってしまった」と、強風と戦うには苦しいショットを抱えていたことを明かしたが、何とかこれを切り抜けた自信を胸に残り3日間に挑む。
その他、藤田、平塚は、遅いスタートの河井博大とならぶ5オーバー75。126位タイと大きく出遅れてしまった。また、6年ぶりの大会出場となった高山忠洋は、風の収まった時間帯にラウンドしてイーブンパー70をマーク。36位タイとまずまずのスタートを切っている。
今季メジャー第3戦、第140回全英オープンの第1ラウンド(現地時間14日/英、ロイヤル・セントジョージズGC)は、予報どおり朝から強風が吹き荒れる難コンディション。午後になって少し収まったものの、トッププレーヤーたちも皆リンクス特有の海風に翻弄された。
6人の日本勢も例外ではない。特に早い時間にプレーした藤田寛之、平塚哲二、石川遼、池田の4人は難コースと強風との格闘を強いられたが、そんな中でも池田は落ち着いていた。
全英オープンの出場権を自力で獲得することが出来ず、一度は出場を断念した。だが、世界ランク上位選手に別の資格で出場権を持つ選手が多く、さらに出場辞退も多く出たため、世界ランクトップ50以内の権利が池田(4日発表時点で同67位)まで繰り下がり大会1週間前に出場が決まった。そのため、シーズン後半に向けて作り上げていた自分仕様の新しいアイアンは、決して全英向けではない。それでも、お気に入りのそのアイアンを駆使してフロントナインはすべてスコアカードどおりのパープレーで切り抜けた。
後半に入って出だし10番の第2打で、あと少しでカップインというスーパーショットを披露し初バーディを奪うと、13番では難しいポットバンカーからきっちりとパーセーブ。14番パー5でも2メートルのパットをしっかり沈めてこの日2つ目のバーディを奪取した。その時点で2アンダーまでスコアを伸ばす。
続く15番では、ティーショットが乱れて右の深いラフにつかまり、第2打は出すだけしかできず第3打が200ヤードも残る大ピンチ。しかし、長いパーパットをねじ込んで、思わずガッツポーズを見せた。
16番までノーボギー。残念ながら17番で1つボギーを叩いたが、一緒に回ったイアン・ポルター(英)、ダスティン・ジョンソン(米)も苦しむコンディションの中、1アンダー69でホールアウトした。
「前半、バーディチャンスもところどころあったけど、取れないときは仕方ないのでパーを取ることに専念した。練習ラウンドと違う風の中、1アンダーで回れたのは大きかった」と落ち着いて話した池田。首位とは4打差の18位タイだが、2日目も強風の予報がでる中、これと戦える自信にみなぎっていた。
一方、池田とは対照的に石川はフロントナインで苦しんだ。
多くの選手がレイアップする出だしの1番でドライバーを持った全英第1打はナイスショット。ところが、第2打を先に打った世界ランクNo.1のルーク・ドナルド(英)、全英オープンでのプレーオフ経験者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)の2人が強烈なフォローの風にグリーンオーバーする。それを見てから打ったのが仇となり、残り約80ヤードの第2打は風を意識しすぎてグリーンをショート。いきなりボギーでのスタートとなってしまった。
3番、6番でもボギーを叩いた後、7番パー5では第3打が難しいポットバンカーにつかまり、5オン2パットのダブルボギー。5オーバーまでスコアを落とした。
だが「諦めない」と宣言して大会に臨んだ石川は、決して気持ちを切らすことはなかった。9番でもボギーを叩き6オーバーで折り返した後半、この日初めてパーオンした10番で1メートルのパットを沈めて初バーディを奪い、ようやく表情が和らいだ。
11番ボギーの後、12番、14番でもバーディ奪取。バックナインの挽回が効いて、4オーバー74の107位タイで初日を終えた。「アイアンを打つとき、体が開いてボールが必要以上に上がってしまった」と、強風と戦うには苦しいショットを抱えていたことを明かしたが、何とかこれを切り抜けた自信を胸に残り3日間に挑む。
その他、藤田、平塚は、遅いスタートの河井博大とならぶ5オーバー75。126位タイと大きく出遅れてしまった。また、6年ぶりの大会出場となった高山忠洋は、風の収まった時間帯にラウンドしてイーブンパー70をマーク。36位タイとまずまずのスタートを切っている。