国内男子ツアーのVanaH杯KBCオーガスタ（福岡・芥屋ゴルフ倶楽部）は28日、第2ラウンドの競技を行ったが、雷のためスタート時間が大幅に遅れ、半数近くの選手がホールアウトできないまま日没サスペンデッドが決定。そんな中、午後スタートの石川遼（9ホール終了）はスコアを3つ伸ばし、通算10アンダーで原口鉄也、平塚哲二とともに暫定首位タイへ浮上した。

　この日の石川は、日も暮れ始めた午後4時過ぎにプレーを開始した。5番まではスコアカード通りのプレーだったが、6番パー5でバーディを奪うと8、9番でもバーディを連取。この時点で日没を迎えたものの、通算10アンダーで暫定ながらトーナメントリーダーの座についた。

　今季は自身初の年間マルチ勝利を飾った17歳の石川。史上最年少でのビッグタイトル獲得に向け、今大会で優勝賞金を加算したいところ。明日は27ホールの長丁場になるが、持ち前の精神力を生かし今季3勝目を是が非でもつかみ獲りたい。

　その他、前週優勝の藤田寛之（7ホール終了）が、通算7アンダーで谷口徹（10ホール終了）、池田勇太（10ホール終了）と同じ暫定8位タイ。谷原秀人が通算6アンダー暫定13位タイ（6ホール終了）、矢野東（10ホール終了）も通算5アンダー暫定21位タイにつけている。昨季賞金王の片山晋呉（7ホール終了）は通算3アンダー暫定50位タイの位置。