海外男子
タイガー、逆転でツアー70勝目! P.ハリントン2位タイ
2009年8月10日(月)午後1:35
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タイガー・ウッズ(米)がパドレイ・ハリントン(アイルランド)との死闘を制し、逆転で米ツアー70勝目を決めた。
世界のトッププレーヤー80人(1人棄権)が激突し、同時に全米プロの前哨戦でもある同ツアーのWGC-ブリヂストン招待(オハイオ州アクロン、ファイアーストーンCC)は現地時間9日、最終ラウンドの競技を行った。初日からトーナメントをリードし通算10アンダー首位でスタートしたハリントンと、3打差2位で追うタイガーが最終組で一騎打ち。激しい火花を散らした。
タイガーは2番で約7メートルの長いパットを沈めてイーグルを奪取し、いきなりハリントンと1打差に。4番でスコアを1つ伸ばすと、続く5番のバーディで一気に抜き去った。9番でもバーディを奪い、スコアカード通りのプレーを続けるハリントンに2打差をつけてフロントナインを終了。過去2度の3連覇を飾っている得意大会ならではの強さを見せた。
だが、バックナインに入ると流れが変わった。11番でこの日初めてのバーディを獲ったハリントンに対し、タイガーは13番、14番で連続ボギー。再び首位の座をハリントンに明け渡した。そして迎えた手に汗握る16番パー5、ハリントンはティーショットを大きく右に曲げ、フェアウェイに出そうとした2打目もラフにつかまった。その後池ポチャがあり、まさかのトリプルボギーを叩いた。
一方、ティーショットを左に曲げたタイガーは、2打目で確実にフェアウェイをとらえた。3打目はピンから約30センチにつけるスーパーショット。値千金のバーディで、失意のハリントンと対照的に勢いに乗った。最終18番もバーディとしたタイガーは、5アンダー65で通算12アンダーとし、終わってみれば4打差圧勝。08年全英オープン、全米プロと連勝しながらその後不調に陥り、復活をかけた戦いに挑んだハリントンを撃破した。
この勝ち星で歴代2位のツアー勝利数を誇るジャック・ニクラウス(米)の記録にあと3つと迫るツアー70勝目。自信を持って、今度は次週開催されるメジャー今季最終戦、全米プロの勝利に照準を定める。
その他、ハリントンと並ぶ通算8アンダー2位タイに、この日4アンダー66で回ったロバート・アレンビー(豪)。マスターズ王者アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)が通算7アンダー4位タイ、全英王者のスチュワート・シンク(米)が通算6アンダー6位タイに食い込んだ。家族の病気で戦線離脱し、今回が復帰戦のフィル・ミケルソン(米)は、通算7オーバー58位タイで大会を終えている。
日本勢は片山晋呉が通算12オーバー72位、五十嵐雄二が通算22オーバー78位だった。
世界のトッププレーヤー80人(1人棄権)が激突し、同時に全米プロの前哨戦でもある同ツアーのWGC-ブリヂストン招待(オハイオ州アクロン、ファイアーストーンCC)は現地時間9日、最終ラウンドの競技を行った。初日からトーナメントをリードし通算10アンダー首位でスタートしたハリントンと、3打差2位で追うタイガーが最終組で一騎打ち。激しい火花を散らした。
タイガーは2番で約7メートルの長いパットを沈めてイーグルを奪取し、いきなりハリントンと1打差に。4番でスコアを1つ伸ばすと、続く5番のバーディで一気に抜き去った。9番でもバーディを奪い、スコアカード通りのプレーを続けるハリントンに2打差をつけてフロントナインを終了。過去2度の3連覇を飾っている得意大会ならではの強さを見せた。
だが、バックナインに入ると流れが変わった。11番でこの日初めてのバーディを獲ったハリントンに対し、タイガーは13番、14番で連続ボギー。再び首位の座をハリントンに明け渡した。そして迎えた手に汗握る16番パー5、ハリントンはティーショットを大きく右に曲げ、フェアウェイに出そうとした2打目もラフにつかまった。その後池ポチャがあり、まさかのトリプルボギーを叩いた。
一方、ティーショットを左に曲げたタイガーは、2打目で確実にフェアウェイをとらえた。3打目はピンから約30センチにつけるスーパーショット。値千金のバーディで、失意のハリントンと対照的に勢いに乗った。最終18番もバーディとしたタイガーは、5アンダー65で通算12アンダーとし、終わってみれば4打差圧勝。08年全英オープン、全米プロと連勝しながらその後不調に陥り、復活をかけた戦いに挑んだハリントンを撃破した。
この勝ち星で歴代2位のツアー勝利数を誇るジャック・ニクラウス(米)の記録にあと3つと迫るツアー70勝目。自信を持って、今度は次週開催されるメジャー今季最終戦、全米プロの勝利に照準を定める。
その他、ハリントンと並ぶ通算8アンダー2位タイに、この日4アンダー66で回ったロバート・アレンビー(豪)。マスターズ王者アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)が通算7アンダー4位タイ、全英王者のスチュワート・シンク(米)が通算6アンダー6位タイに食い込んだ。家族の病気で戦線離脱し、今回が復帰戦のフィル・ミケルソン(米)は、通算7オーバー58位タイで大会を終えている。
日本勢は片山晋呉が通算12オーバー72位、五十嵐雄二が通算22オーバー78位だった。