海外男子
タイガー早くも独走態勢! 後続に4打差
2009年8月15日(土)午後0:48
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今季メジャー初制覇を目指すタイガー・ウッズ(米)が早くも独走態勢に入った。
ミネソタ州のハゼルティン・ナショナルGCを舞台に現地時間の14日に行われた第91回 全米プロゴルフ選手権第2ラウンド。単独トップからスタートしたタイガーは1番をいきなりボギーとして前半は我慢のゴルフを強いられた。6番、7番の連続バーディで軌道修正に成功。しかし9番のバーディチャンスにパットを沈めきれず、続く10番で3パットのボギーを叩いてからは、ショットが曲がり流れが途切れたかに思われた。
ところがいくら調子が悪くても1つのチャンスを生かして流れを引き寄せるのがタイガーのすごさ。14番のバーディでトップギアに切り替えると、15番、16番で3連続バーディを奪ってあっという間に後続を突き放す。最終18番でグリーンを外し、チップインを狙ったアプローチが強く入り過ぎてボギー。だが、終わってみればこの日も2つスコアを伸ばし、通算7アンダーで単独トップの座を守っていた。
4打差の2位タイにビジェイ・シン(フィジー)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)の両歴代チャンピオンが続いている。その他、国内ツアーで活躍するブレンダン・ジョーンズ(豪)、全米オープン優勝のルーカス・グローバー(米)、この日ベストスコアタイの4アンダー68をマークしたロス・フィッシャー(英)の5人。通算2アンダー7位タイにリー・ウェストウッド、イアン・ポルターのイングランド勢がつけている。
メジャーの舞台で36ホールを終えてタイガーがトップに立った場合の勝率は100パーセント(8-0)。「メジャーで勝つには絶対的に良いプレーをしなければならない。優勝した過去のメジャーがそうだったし、今回も良いプレーが出来ている」とタイガー。こうなると問題は誰が勝つかではなく、タイガーがどこまでスコアを伸ばして勝つか? あるいは2位は誰か? ということ。午後の遅い組で回ったタイガーにとっては風と荒れたグリーンが大敵となったが、そんな不利な状況を微塵も感じさせない後半のプレーは圧巻だった。
第1ラウンドの5アンダー67には遠く及ばなかったが「ショートパットさえまともに転がってくれない」(藤田寛之)コンディションを考えると、この日の2アンダー70は値千金と言っていい。このままタイガーがメジャー15勝目を挙げる可能性は限りなく高くなってきた。
その他の注目選手は初日出遅れたアーニー・エルス(南ア)が4アンダー68の好スコアをマークし、通算1アンダーで80人以上をごぼう抜きにして9位タイに浮上。同郷のティム・クラーク(南ア)も4アンダー68で回り、通算イーブンパー13位タイに順位を上げ、予選落ちの危機を逃れた。フィル・ミケルソン(米)は通算4オーバーで石川遼らとともにカットラインぎりぎりの62位タイで決勝ラウンドに進出。しかし、前日17位タイのセルヒオ・ガルシア(スペイン)は6オーバー78を叩き、通算5オーバーで予選落ちを喫した。
ミネソタ州のハゼルティン・ナショナルGCを舞台に現地時間の14日に行われた第91回 全米プロゴルフ選手権第2ラウンド。単独トップからスタートしたタイガーは1番をいきなりボギーとして前半は我慢のゴルフを強いられた。6番、7番の連続バーディで軌道修正に成功。しかし9番のバーディチャンスにパットを沈めきれず、続く10番で3パットのボギーを叩いてからは、ショットが曲がり流れが途切れたかに思われた。
ところがいくら調子が悪くても1つのチャンスを生かして流れを引き寄せるのがタイガーのすごさ。14番のバーディでトップギアに切り替えると、15番、16番で3連続バーディを奪ってあっという間に後続を突き放す。最終18番でグリーンを外し、チップインを狙ったアプローチが強く入り過ぎてボギー。だが、終わってみればこの日も2つスコアを伸ばし、通算7アンダーで単独トップの座を守っていた。
4打差の2位タイにビジェイ・シン(フィジー)、パドレイ・ハリントン(アイルランド)の両歴代チャンピオンが続いている。その他、国内ツアーで活躍するブレンダン・ジョーンズ(豪)、全米オープン優勝のルーカス・グローバー(米)、この日ベストスコアタイの4アンダー68をマークしたロス・フィッシャー(英)の5人。通算2アンダー7位タイにリー・ウェストウッド、イアン・ポルターのイングランド勢がつけている。
メジャーの舞台で36ホールを終えてタイガーがトップに立った場合の勝率は100パーセント(8-0)。「メジャーで勝つには絶対的に良いプレーをしなければならない。優勝した過去のメジャーがそうだったし、今回も良いプレーが出来ている」とタイガー。こうなると問題は誰が勝つかではなく、タイガーがどこまでスコアを伸ばして勝つか? あるいは2位は誰か? ということ。午後の遅い組で回ったタイガーにとっては風と荒れたグリーンが大敵となったが、そんな不利な状況を微塵も感じさせない後半のプレーは圧巻だった。
第1ラウンドの5アンダー67には遠く及ばなかったが「ショートパットさえまともに転がってくれない」(藤田寛之)コンディションを考えると、この日の2アンダー70は値千金と言っていい。このままタイガーがメジャー15勝目を挙げる可能性は限りなく高くなってきた。
その他の注目選手は初日出遅れたアーニー・エルス(南ア)が4アンダー68の好スコアをマークし、通算1アンダーで80人以上をごぼう抜きにして9位タイに浮上。同郷のティム・クラーク(南ア)も4アンダー68で回り、通算イーブンパー13位タイに順位を上げ、予選落ちの危機を逃れた。フィル・ミケルソン(米)は通算4オーバーで石川遼らとともにカットラインぎりぎりの62位タイで決勝ラウンドに進出。しかし、前日17位タイのセルヒオ・ガルシア(スペイン)は6オーバー78を叩き、通算5オーバーで予選落ちを喫した。