国内男子ツアーのパインバレー北京オープンが現地時間8日、中国・北京郊外のパインバレー・ゴルフリゾート＆CCで開幕した。今大会はアジアンツアー、中国ゴルフ協会との共催で行われている。第1ラウンドは5アンダー67で回った藤田寛之が4位タイにつけた。首位タイはイアン・スティール（マレーシア）とチンナラト・ファドゥンシン（タイ）の2人。1打差の3位でトニー・キャロラン（豪）が続いている。

　前週の国内男子ツアー、中日クラウンズでプレーオフ負けを喫した藤田。その悔しさを晴らしたい今週、初日にノーボギーの安定したゴルフを披露した。前半で3つのバーディを奪うと、後半も2バーディ。5アンダー67でフィニッシュし、野上貴夫、中島雅生らとともに4位グループを形成した。05年マンシングウェアオープンKSBカップ以来の優勝に向けて好位置を確保した。

　一方、選手会長の宮本勝昌は大きく出遅れた。出だしの1番でいきなりボギーを叩いてつまずくと、その後もスコアを1つ落として前半を終了した。後半もボギーが先行する苦しい展開。3バーディ、6ボギーの3オーバー75でホールアウトし、115位タイと予選突破へ厳しい状況に追い込まれた。今季は同ツアー開幕戦の東建ホームメイトカップで勝星を挙げたが、今大会は苦戦を強いられることになりそうだ。

　その他日本勢は、4アンダー68の9位タイ発進に桑原克典、諸藤将次、3アンダー69の13位タイに平塚哲二、清田太一郎。室田淳は1アンダー71で39位タイ、宮里優作は高橋竜彦らとともにイーブンパー72の59位タイからのスタートとなった。