22日、国内男子ツアーの?全英への道?　ミズノオープンよみうりクラシックは兵庫県のよみうりCCウエストCを舞台に、サスペンデッドとなった第3ラウンドの続きと最終ラウンドを行った。先の三菱ダイヤモンドカップゴルフを制したプラヤド・マークセン（タイ）が6アンダー65をマーク。通算15アンダーでフィニッシュし、逆転で2試合連続優勝を飾った。注目の石川遼は通算1オーバー56位タイで4日間の競技を終えている。

　通算9アンダー5位タイで最終ラウンドをスタートしたマークセンは、前半で2つのバーディを獲った。後半は12番から圧巻の4連続バーディを奪取し、リーダーボードの最上段へ。17番でボギーを叩いて矢野東と並んだが、最終18番をバーディで締め、通算15アンダーで今季2勝目を手に入れた。メジャー今季第3戦、全英オープン（現地時間7月17日開幕、英ロイヤル・バークデール）の出場権をつかんだマークセン。連勝した勢いを持って、大舞台に乗り込む。

　マークセンの他に1打差の単独2位に入った矢野、通算13アンダー3位タイの塚田好宣と松村道央の3人に全英オープンの出場権が与えられた。昨季大会覇者のドンファン（韓）も3位タイに食い込んだが、順位が同じ場合は最終ラウンドのスコア上位者が優先されるため、今回は権利を逃す形となった。そして、日本プロゴルフ選手権から今大会までの4試合の合計獲得賞金で争う全英オープン予選ランキングで、有資格者を除く上位2名の岩田寛と甲斐慎太郎がメジャーへの切符を手に入れた。

一方、出場5試合ぶりに予選通過を果たした石川は、最終ラウンドを2アンダー69で回り、通算1オーバー56位タイでフィニッシュ。「4日間ずっと安定したプレーができるようになりたい」と今後の課題を口にしていた。