国内男子ツアーのコカ・コーラ東海クラシックは愛知県の三好CC西Cを舞台に2日開幕。17歳の高校生プロ、石川遼は3オーバー75の67位タイと出遅れた。また、世界ランク7位のカミロ・ビジェガス（コロンビア）はイーブンパー72の27位タイ。7アンダー65の好スコアをマークした深堀圭一郎がトーナメントをリードした。

　石川が3週続けて第1ラウンドで出遅れた。前半を1バーディ、3ボギーの2オーバーでハーフターン。後半は2番でバーディを奪い、6番でスコアを1つ落とした後、7番ですぐにバーディを獲り返した。しかし、8番で痛恨のダブルボギーを叩き、3バーディ、4ボギー、1ダブルボギーの3オーバー75。丸山茂樹、宮里優作らと並ぶ67位タイからのスタートとなった。最近2試合は初日で出遅れると、第2ラウンドもスコアを戻せず、予選落ちを喫していた。今大会こそは第2ラウンドでチャージをかけ、3試合ぶりの予選突破を果たしたい。

　一方、ディフェンディング・チャンピオンのビジェガスはおとなしい展開で初日を終えた。2バーディ、2ボギーのイーブンパー72で回り、首位と7打差の27位タイからのスタート。今季はBMW選手権で米ツアー初優勝を飾ると、ザ・ツアー選手権で2勝目を挙げた。今大会でも第2ラウンド以降にその実力を発揮し、連覇を飾ることができるか注目だ。

　その他、首位と2打差の単独2位にブレンダン・ジョーンズ（豪）、さらに1打差で昨季賞金王の谷口徹が続いている。片山晋呉は1アンダー71でラウンドし、カミロの弟であるマヌエル・ビジェガス（コロンビア）、2週前のANAオープンゴルフトーナメントを制した矢野東らと同じ12位タイ。しかし、フジサンケイクラシック優勝の藤島豊和、近藤智弘は4オーバー76の76位タイと沈んでいる。