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国内男子

遼クン、後半の猛チャージで4位タイ浮上! 片山も上位キープ

2008年11月15日(土)午後5:50

 国内男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋C御殿場C)は15日、第3ラウンドの競技を行った。前日8位タイへ後退した石川遼は、6バーディ、3ボギーの3アンダー69をマーク。通算9アンダーとし、招待選手のトレバー・イメルマン(南ア)、武藤俊憲らと並ぶ4位タイへ順位を上げた。単独首位は、3日間ノーボギーで通算15アンダーまでスコアを伸ばした今野康晴が立っている。

 注目の17歳がギャラリーの多い後半に猛チャージを仕掛けた。石川は、ラウンド後に「思いっきりがなかった」と反省した前半を2オーバーで折り返すが、11番パー5でバーディを奪い波に乗る。13番パー3をチップインでバーディとすると、そこから怒涛の4連続バーディを奪取。17番でボギーを叩いたものの、最終18番パー5を3日連続バーディで締め、通算9アンダーでホールアウトした。首位の今野とは6打離れているものの、「諦めないで最後までいきたいです」と力強く語った石川。その瞳の奥には、しっかりと“優勝”の二文字を捉えていた。

 一方、マスターズチャンピオンのイメルマンはこの日、4バーディ、1ボギーの3アンダーでハーフターンすると、堅実なプレーで後半を2バーディにまとめ、5アンダー67。石川と同じ通算9アンダー4位タイへ浮上し、逆転Vに可能性を残した。

 その他上位は、トップと2打差の単独2位に大会初制覇を狙う片山晋呉、通算11アンダー3位に富田雅哉。米ツアーから凱旋出場の今田竜二は、横田真一、ブレンダン・ジョーンズ(豪)と共に通算8アンダー10位タイに続いた。また、7番パー3でホールインワンを達成した谷原秀人が、通算7アンダー13位タイで第3ラウンドを終了している。

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