国内男子ツアーの三菱ダイヤモンドカップゴルフが28日、茨城県の大洗GCを舞台に開幕。注目の17歳、石川遼はイーグルを奪うなど第1ラウンドを2アンダー70で回り、15位タイで発進した。トーナメントをリードしたのは、6アンダー66の好スコアをマークした広田悟と金庚泰（韓）の2人。

　石川が4週間ぶりの開催となる同ツアーで、まずまずのスタートを切った。10番から出て、前半は1バーディ、1ボギーとおとなしい展開。だが、後半に3番パー4で2打目を直接沈めてイーグルを奪取した。その後は1バーディ、1ボギーにスコアをまとめ、2アンダー70の15位タイでホールアウト。昨季は1勝を挙げ、石川は賞金ランク5位に入った。今季は中日クラウンズの29位タイが最高だけに、第2ラウンド以降にチャージをかけ、上位進出を果たしたい。

　また、昨季賞金王の片山晋呉は石川と同組でラウンド。前半でスコアを1つ伸ばすと、後半は1バーディ、1ボギーで初日を終えた。1アンダー71で、2月に交通事故を起こして左肩脱臼の重傷を負い、今大会が復帰初戦の谷口徹らと共に21位タイ。マスターズで単独4位に食い込んだものの、日本に帰国した後は勝利を飾っていない。そろそろ調子を取り戻し、白星を手に入れたいところだ。

　その他、トップタイと2打差の3位タイからディフェンディング・チャンピオンのプラヤド・マークセン（タイ）、横尾要、芹澤信雄が追っている。尾崎将司は1オーバー73の49位タイ、昨季賞金ランク2位の矢野東は2オーバー74の63位タイ。谷原秀人は7オーバー79の125位タイと出遅れた。