国内男子ツアーの公式戦今季初戦、UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズは5日、茨城県の宍戸ヒルズCCを舞台に第2ラウンドの競技を行った。前日50位タイと出遅れていた高校生プロの石川遼はイーブンパー71で回り、通算1オーバー37位タイで3試合連続の予選通過を果たした。

　通算8アンダーでトップに並んだのは、この日ベストスコアの7アンダー64をマークしたI・J・ジャン（韓）と初勝利を狙う40歳の五十嵐雄二。通算4アンダー8位タイから近藤共弘、池田勇太らが追い、通算2オーバー46位タイに昨季賞金王の片山晋呉、ディフェンディング・チャンピオンの星野英正、前週プレーオフで惜しくも敗れたブレンダン・ジョーンズ（豪）他が続いている。

　注目の石川はこの日、前半を2バーディ、1ボギーの1アンダーで折り返すと、終盤までその貯金を生かす堅実なプレーを披露した。17番パー4で痛恨のダブルボギーを叩いたものの、最終18番は見事にバーディで締めくくり、イーブンパー71。他選手がスコアメイクに苦しんだため、前日の50位タイから37位タイへ浮上した。首位タイとは8打差あるが、決勝ラウンドでは猛チャージを仕掛け、今季初の上位進出を狙いたい。

　その他、藤田寛之、室田淳、宮里優作、横田真一らが通算3オーバー58位タイで決勝ラウンドへ進出したものの、丸山茂樹は通算5オーバーでカットラインに2打及ばず予選落ち。前週優勝の兼本貴司は通算10オーバーで残念ながら決勝ラウンド進出を逃している。