国内男子ツアーの?全英への道?　ミズノオープンよみうりクラシックは兵庫県のよみうりCCを舞台に25日開幕。全英オープンの出場権を狙う石川遼は第1ラウンドを3アンダー69で回り、7位タイと好発進した。5アンダー67でトーナメントをリードしたのは星野英正、横尾要、秋葉真一、久保谷健一、金亨成（韓）の5人。

　石川が今大会の上位4人が獲得できる大舞台への切符に向けて好位置を確保した。10番から出て13番でボギーが先行。しかし14番でバーディをすぐに獲り返し、16番、18番でもスコアを伸ばした。後半は2バーディ、1ボギーでラウンドし、3アンダー69でフィニッシュ。ディフェンディング・チャンピオンのプラヤド・マークセン（タイ）らと共に7位タイにつけている。第2ラウンド以降もこの勢いを持続し、メジャー今季第3戦の出場権を手に入れたい。

　一方、背中痛により前週の全米オープンを欠場した片山晋呉も石川と同じ10番からスタート。前半では2バーディ、ノーボギーと安定したゴルフを披露したが、後半は1バーディ、2ボギーとスコアを1つ落とした。1アンダー71でホールアウトし、丸山茂樹、谷原秀人らと並び23位タイ。今大会の後はオープンウィークが続くだけに痛みに何とか耐えて、今季初Vを飾りたいところだ。

　その他、田中秀道が4アンダー68の単独6位で続いている。トーナメントの上位4人以外に、今季国内男子ツアー7試合の賞金ランク上位2人にも全英オープンの出場権が与えられる。そんな中、同ランク首位の池田勇太は片山他と同じ23位タイ、同ランク2位の小田孔明はイーブンパー72の37位タイ。一方、全米オープンで日本勢唯一人決勝ラウンドに進出し、27位タイだった矢野東は1オーバー73の56位タイとやや出遅れた。