国内男子ツアーの長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップが北海道のザ・ノースカントリーGCを舞台に23日開幕。今季2勝目を狙う石川遼は第1ラウンドをイーブンパー72でホールアウトし、58位タイと出遅れた。5アンダー67の首位タイにポール・シーハン（豪）、I・J・ジャン（韓）、金鍾徳（韓）の3人。

　17歳の石川はミズノオープンよみうりクラシックに続く白星へ好発進を切ることができなかった。10番からスタートし、11番でバーディを先行。1アンダーでハーフターンしたが、後半は1バーディ、2ボギーとスコアを1つ落とした。尾崎将司他と同じイーブンパー72の58位タイで初日の競技を終了。前週の全英オープンは予選落ちと悔しい思いを味わったが、大舞台で戦った経験を生かし、今週は好成績を残したい。

　また、昨季賞金王の片山晋呉もスコアを伸ばしきれなかった。前半を1バーディ、ノーボギーで回った後、後半は2バーディ、2ボギーのパープレー。矢野東、谷原秀人らと共に1アンダー71の35位タイにつけている。ツアー26勝を挙げて永久シード入りを果たしているが、今季はいまだ勝っていない。そろそろ本領発揮し、栄冠に輝きたいところだ。

　その他、トップタイと1打差の4位タイで07年賞金王の谷口徹、選手会長の宮本勝昌、中嶋常幸らが続いている。全英オープンで日本人最高位の27位タイと奮闘した久保谷健一は21日に帰国し、北海道に移動した疲れを見せなかった。藤田寛之らと並び、3アンダー69の14位タイで第1ラウンドを終えている。だが、丸山茂樹は3オーバー75とスコアを崩し、121位タイからのスタートを余儀なくされた。