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海外男子

来季はタイガー vs. P.ミケルソンの争いに期待

2009年11月11日(水)午前11:37

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 WGC(ワールド・ゴルフ・チャンピオンシップ)となった先週のHSBCチャンピオンズは、最終日・最終組がタイガー・ウッズ(米) vs. フィル・ミケルソン(米)の直接対決で盛り上がったが、これで来季のゴルフ界には世界ランクNo.1争いの話題が飛び交いそうな気配だ。

 最終組・最終日で2人が対決したことはこれまでにも何度かあったが、ミケルソンが優勝したのは初めてのこと。一方、世界ランクNo.1のタイガーは、今季全米プロゴルフ選手権の舞台で、首位で最終日を迎えながらY・E・ヤン(韓)に敗北。メジャーでリードすれば絶対に強いという伝説が打ち破られた。さらに米ツアーレギュラーシーズン最終戦の、ザ・ツアー選手権と、今回のHSBCチャンピオンズでミケルソンに連敗。やや勢いがなくなっている。

 ミケルソンの調子が良いからこういう現象が起きているのだが、おかげで両雄が並ぶシーンが度々見られているのがこの秋だ。不仲説もある2人だがそこは大人。ツアー選手権ではミケルソンが優勝し、タイガーがフェデックスカップ王者ということで並んでトロフィを持って笑顔を見せていた。またプレジデンツカップでは、同じ米国チームの一員として戦い、どちらも負け知らず。チームに大きく貢献して、揃いのユニフォーム姿で勝利の美酒に酔った。

 そして昨今ゴルフが注目されている中国・上海でのHSBCチャンピオンズでも、最終日・最終組で直接対決。もちろん、タイガーのNo.1の座はまだまだ揺るがないのだが、それでもミケルソンがジワジワと追い上げているのだ。

 タイガーが最後に世界ランキングで1位の座を譲ったのは、スイング改造中だった2004年のこと。そのときはビジェイ・シン(フィジー)が王座についたが、再びランク首位を奪還してからはどっかりと居座っている。

 だが、最大のライバルがようやく実力を発揮しだしたことで事態は一変した。2人の次の対決の予定は来年1月のサンディエゴ招待(トリーパインズGC)。タイガーが得意とし、ミケルソンのホームコースが舞台とあって、どちらも譲れない戦いとなるだけに今から楽しみだ。

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