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海外男子

タイガー、A.パーマーに並ぶ通算62勝目をマーク!

2008年1月28日(月)午後0:00

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 最終18番でバーディパットを沈めるとニッコリと微笑み、パターを持った手を上げて歓声に応える。タイガー・ウッズ(米)が、またも新たな記録を打ち立てた瞬間だった。

 現地時間27日、米ツアー第4戦で、タイガーにとって今季初戦のビュイック招待(カリフォルニア州サンディエゴ、トリーパインズGCサウスC)は最終ラウンドの競技を終了。2位に8打差をつけて出たタイガーは、1番でいきなり12メートルのバーディパットをぶち込んで好スタートを切った。

 6番でバーディを奪ったものの、7番でボギー。9番パー5では第3打をグリーンオーバーしピンチに見舞われた。だが、キッチリ寄せてパーセーブ。流れを取り戻すと、11番では直角に曲がるフックラインを読み切ってバーディ、13番でもスコアを伸ばし、タイガーは通算21アンダーと快調に突っ走った。

 14番からの3連続ボギーでスコアこそ落としたが、それでも通算19アンダーでホールアウト。2位の今田竜二と8打差の圧勝で、ツアー62勝目を飾った。この勝星はサム・スニード(米)の82勝、ジャック・ニクラウス(米)の73勝、ベン・ホーガン(米)の64勝に続く史上4位タイで、御大アーノルド・パーマー(米)に並ぶ大記録。同時に、同一大会4連覇は2度目(1度目はアーノルド・パーマー招待)となり、こちらは史上初の快挙となった。

 また、舞台となったトリーパインズGCサウスCは、6月の全米オープン開催も決定しており、メジャー今季2戦目に向けてタイガーは最高の結果を出した。全米オープンに優勝すれば、4つのメジャーにそれぞれ3回ずつ勝つトリプルグランドスラムも達成されるとあって、その可能性も十分に感じさせるプレーぶり。昨年からの連続優勝も3試合を数え、今季も群を抜いた強さを見せるタイガー。ライバルたちも呆れ顔の一人舞台を演じた。

 通算9アンダー3位タイにローリー・サバティーニ(南ア)とスチュワート・シンク(米)。5位にジャスティン・レナード(米)が入り、気管支炎から立ち直りつつあるフィル・ミケルソン(米)は、この日1アンダー71でプレーし、通算6アンダー6位タイとまずまずの結果を出した。

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