石川、全米オープン出場権逃す…
2014年6月3日(火)午後0:28
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2週後に迫った大一番、第114回全米オープン(現地時間12?15日/ノースカロライナ州パインハーストNo.2)の出場権を得ようと、2日にオハイオ州コロンバス会場で行われたセクショナル・クオリファイング(最終予選)に挑んでいた石川遼だったが、健闘むなしく大舞台への切符を手にすることはできなかった。
全米各地10か所と日本、英国を舞台に36ホールで行われている最終予選のうち、海外分はすでに終了。この日は全米各会場で一斉にメジャーへの切符が争われた。
石川が挑んだオハイオ州コロンバス会場は、米男子ツアーのザ・メモリアル・トーナメント最終日の翌日に、近隣のブルックサイドG&CC(パー72)とサイオートCC(パー70)の2コースを使って開催されるとあって、米ツアーでプレーしている選手たちが多く競争は激しい。ただその分、本戦切符の枚数も多く120人がエントリーして16のスポットを争うことになった。
先にサイオートCCをプレーした石川は、2番でボギーが先行する苦しい展開。それでも3番、6番、7番とバーディを重ねて、一時は2アンダーまでスコアを伸ばした。だが、バックナインに入ってからはボギーを連発。12番、13番、18番でいずれもボギーを叩いて1オーバー71でホールアウトした。
ブルックサイドG&CCに移動した午後のラウンドは10番からスタートし、11番、13番とバーディ2つが先行する幸先の良い流れとなった。ところが、14番、17番のボギーでこれを帳消しにしてしまう。それでも1ストロークがとてつもなく重く、最後はサドンデスのプレーオフが行われるのが最終予選とあって、石川は必死で戦い続ける。
2番、4番のバーディで再び息を吹き返したが、6番でボギー。残り3ホールは必死でバーディを奪いにいったがいずれもパーに終わった。結局1アンダー71で通算イーブンパー。プレーオフに2打及ばず27位タイで終了。マスターズに続いて今季2つ目のメジャー大会出場はかなわなかった。