海外男子
石川、3度目の正直で予選突破! アマ松山も滑り込みセーフ
2011年4月9日(土)午前8:52
石川遼が3度目の挑戦で悲願の予選通過を果たした。
米国男子ツアー今季メジャー初戦となるマスターズは現地時間8日、ジョージア州オーガスタナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技が行われ、初日に続き2日連続1アンダー71にスコアをまとめた石川が、通算2アンダー20位タイで自身初の決勝ラウンド進出を決めた。
序盤から快調なショットを武器に再三チャンスを作った石川。2番パー5では2オンに成功してバーディを奪うと、その後は惜しいところでパットを沈め切れずにいたが、10番パー4の第2打でピンそば20センチに寄せるスーパーショットを披露し、難なくこの日2つ目のバーディを奪う。
しかし、スコアを伸ばしたい13番パー5で2オンに成功しながら3パットでパー止まり。続く14番も3パットでボギーを叩いたときは、昨年そこから崩れて予選落ちした悪夢が甦った。だが、15番パー5でバンカーからのアプローチをきっちり寄せ、このホールをバーディとしてイヤな流れを断ち切ると、難しい上がり3ホールをパーで収めて見事予選を突破した。
「13番と14番で3パットしたときには、去年と同じような道を辿りそうになったけれど、15番で“練習なら難なく入るパット。絶対に決める”と自分に言い聞かせたバーディパットが練習通りに打てて入ってくれた。あのパットが大きかったです」とここ1年、オーガスタを想定して練習に取り組んできた成果と成長を実感した石川。
「予選突破自体が久し振りなので、18番をパーでホールアウトしたときはホッとしました」と満面の笑み。「初めての決勝ラウンドは未知の世界ですが、この経験を満喫してバーディを沢山とって、上位で戦いたいですね」と決意も新たに残り36ホール、攻めのゴルフを貫くつもりだ。
またこの日は日本のゴルフの歴史を塗り替える出来事があった。アマチュアとして初めてマスターズに出場した松山英樹が1つスコアを落としながら、通算1オーバー43位タイでフィニッシュし、初出場にして見事に予選突破を果たした。
「ティショットが荒れて苦しかったけど、リカバリーが良かったので踏ん張れました」と初々しい表情で達成感を滲ませた松山。しかし16番パー3でグリーン外からチップインバーディを奪った直後の17番、18番で連続ボギーを叩き「もったいなかった」と反省の言葉が口をつく。だが、世界ランク1位のマーティン・カイマー(独)が予選落ちを喫した今大会で、19歳の松山が予選を突破したこと自体が素晴らしい。残り2日もビギナーズラックを活かしたい。
一方、41歳にして悲願のマスターズ出場を果たした藤田寛之は、中盤の4ホール(8番から11番)で5つスコアを落とすなど乱れ、ノーバーディの7オーバー79で後退。通算5オーバーの75位タイとなり予選落ちに終わった。また、池田勇太も2日連続2オーバー74と精彩を欠き、通算4オーバー64位タイで決勝ラウンド進出を逃している。
米国男子ツアー今季メジャー初戦となるマスターズは現地時間8日、ジョージア州オーガスタナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技が行われ、初日に続き2日連続1アンダー71にスコアをまとめた石川が、通算2アンダー20位タイで自身初の決勝ラウンド進出を決めた。
序盤から快調なショットを武器に再三チャンスを作った石川。2番パー5では2オンに成功してバーディを奪うと、その後は惜しいところでパットを沈め切れずにいたが、10番パー4の第2打でピンそば20センチに寄せるスーパーショットを披露し、難なくこの日2つ目のバーディを奪う。
しかし、スコアを伸ばしたい13番パー5で2オンに成功しながら3パットでパー止まり。続く14番も3パットでボギーを叩いたときは、昨年そこから崩れて予選落ちした悪夢が甦った。だが、15番パー5でバンカーからのアプローチをきっちり寄せ、このホールをバーディとしてイヤな流れを断ち切ると、難しい上がり3ホールをパーで収めて見事予選を突破した。
「13番と14番で3パットしたときには、去年と同じような道を辿りそうになったけれど、15番で“練習なら難なく入るパット。絶対に決める”と自分に言い聞かせたバーディパットが練習通りに打てて入ってくれた。あのパットが大きかったです」とここ1年、オーガスタを想定して練習に取り組んできた成果と成長を実感した石川。
「予選突破自体が久し振りなので、18番をパーでホールアウトしたときはホッとしました」と満面の笑み。「初めての決勝ラウンドは未知の世界ですが、この経験を満喫してバーディを沢山とって、上位で戦いたいですね」と決意も新たに残り36ホール、攻めのゴルフを貫くつもりだ。
またこの日は日本のゴルフの歴史を塗り替える出来事があった。アマチュアとして初めてマスターズに出場した松山英樹が1つスコアを落としながら、通算1オーバー43位タイでフィニッシュし、初出場にして見事に予選突破を果たした。
「ティショットが荒れて苦しかったけど、リカバリーが良かったので踏ん張れました」と初々しい表情で達成感を滲ませた松山。しかし16番パー3でグリーン外からチップインバーディを奪った直後の17番、18番で連続ボギーを叩き「もったいなかった」と反省の言葉が口をつく。だが、世界ランク1位のマーティン・カイマー(独)が予選落ちを喫した今大会で、19歳の松山が予選を突破したこと自体が素晴らしい。残り2日もビギナーズラックを活かしたい。
一方、41歳にして悲願のマスターズ出場を果たした藤田寛之は、中盤の4ホール(8番から11番)で5つスコアを落とすなど乱れ、ノーバーディの7オーバー79で後退。通算5オーバーの75位タイとなり予選落ちに終わった。また、池田勇太も2日連続2オーバー74と精彩を欠き、通算4オーバー64位タイで決勝ラウンド進出を逃している。