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国内男子

片山、完全Vで永久シード獲得! 遼クン単独2位

2008年10月19日(日)午後6:35

 国内男子ツアー公式戦、日本オープンゴルフ選手権競技は福岡県の古賀GCを舞台に19日、最終ラウンドの競技を終了。初日からトーナメントをリードした片山晋呉がイーブンパー71にスコアをまとめ、通算1アンダーで完全優勝を飾った。また、今大会の勝利により通算25勝で与えられる永久シードを獲得。注目の石川遼は追撃及ばず、通算3オーバー単独2位だった。

 片山が安定したゴルフで偉業を達成した。通算1アンダー首位でスタートすると、1番でボギーが先行。しかし、3番でバーディを獲り返し、その後はスコアカード通りのプレーを続けた。16番パー5ではティーショットを林に打ち込むピンチが訪れるが、フェアウェイからの4打目をピンそばにピタリ。キッチリとパーをセーブし、最後まで崩れる気配を見せなかった。最終日はイーブンパー71で回り通算1アンダー。今季の日本プロゴルフ選手権に続く公式戦Vを飾った。

 5月の勝利以降、片山は優勝争いに絡みながら最終ラウンドにスコアを伸ばすことができず、勝ち星を逃していた。今大会では最後までプレッシャーに負けることなく、06年まで3年連続賞金王に輝いた底力を発揮。「日本オープンで25勝。これ以上は無いですね」とゴルファー日本一の称号と共に、永久シードを手に入れた。そして今季の賞金ランクはトップに浮上。2年ぶりのビッグタイトル奪取へ照準を定めた。

 一方、通算5オーバー4位で出た石川は2番をボギーとした後、3番から連続バーディ。7番でもバーディを獲ったが、後半にそれ以上バーディを奪うことはできなかった。通算アンダーパーが1人という難コースを相手に「最高のラウンドができました」と振り返った最終日は2アンダー69。通算3オーバー単独2位に食い込んだ。「(収穫が)ありすぎて1日使って思い出したいと思います」と言うように、公式戦で上位に進出できたことは大きな自信につながる。シーズン終盤戦も更なる活躍が期待できそうだ。

 その他、通算4オーバー3位にブレンダン・ジョーンズ(豪)、通算12オーバー8位タイに矢野東が入った。藤田寛之は通算13オーバー10位タイ、昨季大会覇者の谷口徹は通算17オーバー27位タイ。片山に抜かれて同ランク2位に後退した谷原秀人は、通算19オーバー32位タイで4日間の競技を終えている。

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