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国内男子

遼クン、後半の追い上げで4位タイ浮上! 首位はJ・M・シン

2008年12月5日(金)午後4:00

 今季の優勝者と賞金ランク25位以内の選手などしか出場できない国内男子ツアーの最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップは5日、東京都の東京よみうりCCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。トップと4打差の3アンダー7位タイから出た注目の石川遼は4バーディ、3ボギーの1アンダー69で回り、首位のジーブ・ミルカ・シン(インド)に2打差の通算4アンダー4位タイへ順位を上げた。

 上位は、首位と1打差の2位タイに10月のコカ・コーラ東海クラシックを制した武藤俊憲と開幕戦で優勝した宮本勝昌。石川と同じ4位タイには、前日のトーナメントリーダー横尾要とデビッド・スメイル(ニュージーランド)が続き、2年ぶり5度目の賞金王を確定させている片山晋呉が、藤田寛之、深堀圭一郎、手嶋多一とともに通算3アンダー7位タイにつけた。

 17歳の高校生プロが中盤以降に追い上げを見せた。この日スタートホールの1番で幸先良くバーディを先行させた石川だったが、直後の2番でボギーを叩くと、4番、7番もボギーとして順位を落とす。だがここでズルズル後退しないのが石川の成長した証だ。9番でバーディを獲って良い形で前半を折り返すと、11番からは連続バーディ。13番以降はパープレーを続け、1アンダー69で第2ラウンドをホールアウトした。

 前日とは違い強風と雨に見舞われる難コンディションの中でも、粘り強いゴルフで最後までスコアを崩さなかった石川。エリートフィールドで行われている公式戦の今大会を制し、夢のマスターズ出場権(年末の時点で世界ランク50位までに出場権があり、石川は現在同ランク66位)を手にしたい。

 その他、通算2アンダー11位タイにディフェンディング・チャンピオンのブレンダン・ジョーンズ(豪)、プラヤド・マークセン(タイ)ら4人。今季2勝の矢野東は、6オーバー76とスコアを崩し、通算イーブンパー単独19位、現在賞金ランク4位の谷原秀人は通算4オーバー24位タイに低迷している。

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