B.ハース単独3位発進! 石川遼は7打差37位タイ
2012年1月27日(金)午後2:09
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昨季のフェデックスカップ王者ビル・ハース(米)が最高のスタートを切った。
米男子ツアー今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間26日、カリフォルニア州のトリーパインズGC、サウスC(SC)とノースC(NC)の2コースを舞台に開幕。このコースを得意とするタイガー・ウッズ(米)が欧州ツアー参戦で欠場する中、上位進出を狙うべくハースは9アンダー63をマークした。スコアが出やすいノースCだったとはいえ、11バーディ、1ダブルボギー。キレの良いアイアンショットが炸裂し、パッティングも冴え渡るプレーぶりは王者を思わせるものだった。
同じノースCを10アンダー62で回り、首位タイ発進となったスペンサー・レビン(米)、カイル・スタンレー(米)とは1打差の単独3位。今季も強さを見せつける気配は十分だ。
ハースの父は、米チャンピオンズツアーで活躍を続けるジェイ・ハース(米)。その足跡をたどるように、1988年に父が優勝したボブホープ・クライスラー・クラシック(現ヒューマナ・チャレンジ)で2010年に優勝した息子は、やはり父が1978年に勝った今大会(当時はアンディ・ウィリアムズ・サンディエゴ・オープン招待)での優勝にピタリと照準を合わせた。
かつての世界ランクNo.1、ビジェイ・シン(フィジー/NC)も8アンダー64でラウンドして4位タイと好発進。昨季の日本ツアー賞金王ベ・サンムン(韓/NC)は7アンダー65でプレーして8位タイと相変わらずの実力を見せている。
日本勢2人は明暗が分かれた。石川遼(SC)が4バーディ、1ボギーの3アンダー69で回り、首位に7打差ながら37位タイとまずまずのスタートを切ったのに対して、今田竜二(NC)は1オーバー73とふるわず、100位タイに甘んじている。
また、復活Vが待たれるアーニー・エルス(南ア/SC)は1アンダー71で74位タイと出遅れ。地元在住で人気のフィル・ミケルソン(米/SC)はショット、パットともにボロボロで、2バーディ、7ボギーの5オーバー77。147位タイと予選通過が危ぶまれる初日となってしまった。