世界ランキング A.キロス31人抜き! 石川はギリギリ50位
2011年12月13日(火)午前11:09
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欧州ツアー最終戦を制したアルバロ・キロス(スペイン)が、米国時間12日発表の最新世界ランキングで31人をゴボウ抜き。21位へと躍進した。
優勝賞金92万2,645ユーロ(約9,600万円)のビッグプライズがかかった欧州ツアー最終戦のドバイ世界選手権は、欧米両ツアー同時賞金王のかかったルーク・ドナルド(英)と、欧州ツアーの逆転賞金王に挑むローリー・マキロイ(北アイルランド)に注目が集まった。結局、単独3位で大会を終えたドナルドが、史上初の両タイトルを手にし、世界ランクNo.1の座も不動のものにした。
キロスは同大会最終日、最終ホールで12メートルのイーグルパットを沈め、ポール・ローリー(スコットランド)を振り切って欧州ツアー今季2勝目を飾った。この勝利が効いての大躍進。これで来季のマスターズ(現地時間2012年4月5?8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)出場も確定した。
ドナルドに続く世界ランク2位は、同大会に逆転賞金王のチャンスを残しながら手が届かず欧州ツアー賞金ランク2位に終わったマキロイ。そして3位はリー・ウェストウッド(英)、4位はマーティン・カイマー(独)と上位陣に変動はない。前週21位に浮上したタイガー・ウッズ(米)はキロスに抜かれ、1つ順位を下げて22位となっている。
今年最後の時点での世界ランキングで50位以内に入っていれば、来季のマスターズ出場が確定するが、日本人トップの石川遼は48位から50位に後退。谷口徹は61位と前週までと変わっていない。また、藤田寛之が71位から69位に浮上したが、池田勇太は75位から76位へと順位を落としている。
欧米、日本の各ツアーはいずれも2011年の全日程を終えているが、アジアンツアーは最終戦、タイランドゴルフ選手権(現地時間12月15?18日/タイ、アマタスプリングスCC)を残しており、石川はこれに出場予定。さらに南アフリカのサンシャインツアーも大会を残しており、ランキングの動向が注目される。