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海外男子

石川がトップ10射程圏内! 11位タイで最終日へ

2012年1月29日(日)午後0:56

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 石川遼が3日連続『69』の好スコアでトップ10を射程圏内にとらえた。

 現地時間28日に行われた米男子ツアーの今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープン第3ラウンド(カリフォルニア州、トリーパインズGC)。この日20位タイからスタートした石川は中盤に5つのバーディ(2ボギー)を奪い3アンダー69をマークして通算9アンダーまでスコアを伸ばした。首位を走るカイル・スタンレー(米)とは9打差あるが、フィールドの厚いトーナメントのリーダーボードを駆け上がり、11位タイで最終日を迎えることになった。

 1番でバーディトライを大きくオーバーさせ、返しのパーパットも外してボギー発進と前途多難を思わせたが、石川は冷静だった。すると6番パー5のセカンドショットをグリーンサイドの深いバンカーにつかまりながら、そこから寄せてこの日1つ目のバーディ奪取に成功。続く7番ではフックラインを大きく膨らませ、ジャストタッチで沈めて連続バーディ。その連続バーディでプレーが落ち着き、9番パー5では右のラフから2オンに成功し2パットのバーディで前半を締めくくる。

 後半に入ると、10番パー4のセカンドがグリーン奥の厄介なラフにつかまりピンチを迎えるが、やわらかい絶妙のアプローチでニアサイド(近い方)のピンに寄せて難なくパーをセーブ。するとその直後の11番で冷静にバーディを決め、13番ではカラーから惜しくもイーグルを逃したもののバーディを奪って順位を上げた。

 今季2戦目にして安定したゴルフでじわりとトップ10に近づいた20歳は、「平常心で臨めている」とメンタル面の充実ぶりを口にした。「ドライバーをミスしたときの曲がりが(許容範囲に)収まってきているのが、自分のゴルフをしっかりやらせてもらっている要因」と語り、ムービングデーの3日目に「アグレッシブに攻めるべきところは攻められた」と達成感を滲ませた。

 勝負は残り18ホール。最終日は意識し過ぎて崩れるケースが多いが「いつも通りのプレーがしたい」と平常心を心掛けるつもりだ。

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