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石川遼、WGC裏開催で一気に優勝狙う!

2012年3月8日(木)午後1:24

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 特別招待でマスターズ(現地時間4月5?8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)出場が決まった石川遼が大一番に向けて気持ちを切り替えた。

 世界ランク50位以内に入ってマスターズの出場権を得るため、世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第2戦、キャデラック選手権(フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)と同週開催の米男子ツアー、プエルトリコ・オープン(現地時間8?11日/プエルトリコ、トランプインターナショナルGC-プエルトリコ)に参戦することを決めた石川だったが、大会直前になって朗報が届いた。マスターズの大会主催者が、日本、アジアでのゴルフ普及における石川の役割を評価し、特別招待選手として大会出場することを認めたのだ。

「本当にありがたく、うれしいです。期待に応えられるように結果を残したい」とコメントした石川だが、心中は複雑に違いない。2009年に17歳で特別招待されたときとは違い、いまや米ツアーで優勝争いを繰り広げるなど実績を残しているプレーヤーだからだ。

 マスターズの特別招待は、世界ランクに実績が反映されにくいアジアの選手やアマチュア、かつてのトッププレーヤーなどが受けることが多い。つまり、現在第一線でプレーしている選手は、自力でオーガスタへの切符を勝ち取るのが当たり前というわけだ。昨季の全米オープン王者で世界ランクNo.1の座についたローリー・マキロイ(北アイルランド)と同世代で「20歳でマスターズ優勝」を大目標に掲げている石川にとって、ギリギリとはいえ現在世界ランクトップ50に入れず、特別招待を受けるのは逆に屈辱的な話でもある。

 こうなったらマスターズまでに実力で世界ランクトップ50に入ってすっきりしたい。そんな気持ちで臨むプエルトリコ・オープンでは、予選ラウンドはロッコ・メディエート(米)とジョナサン・ヴェガス(ベネズエラ)の実力者2人とラウンド。WGCと同週開催でトッププレーヤーが少ない中、一気に優勝を狙う。

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