米国ゴルフ界も注目する石川遼、トランジションズ選手権で初V狙う
2012年3月15日(木)午前11:20
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日本だけではなく米国ゴルフ界でもその行動が注目される石川遼が、世界ランキング50位以内をキープするべく、米男子ツアーのトランジションズ選手権(現地時間15?18日/フロリダ州、インニスブルック・リゾート)に出場する。
マスターズ(現地時間4月5?8日/ジョージア州、オーガスタナショナルGC)の特別招待を受けた直後に出場した先週のプエルトリコ・オープンで単独2位に入り、世界ランク47位に浮上した石川。さらに米ツアーの特別一時会員資格も得て、今季残りの同ツアー出場試合数に制限がなくなった。
これまでは、米ツアー常駐の可能性を否定し続けてきた石川だったが、ここへきて興味を示している。もちろん国内男子ツアーを大切にする気持ちは変わっていないため、葛藤を続けている。日本では報じられてきたそんな現状がPGAツアーの公式ウェブサイトでも紹介されるほど注目度が高まっている中、マスターズを前に同ツアー初優勝といきたいところだ。
一方、世界ランクトップ50に入って、なんとしてもマスターズに出ようとあがいているのが、メジャー3勝のアーニー・エルス(南ア)だ。現在のランキングは68位。実績のあるベテランだけに特別招待の可能性も十分にあるが、本人は実力でのオーガスタ行きを切望している。ここで上位に入ってメジャー4勝目に挑もうと必死のプレーを続ける。
その他の注目選手は、2週間前に世界ランクNo.1の座から転落した同ランク2位のルーク・ドナルド(英)、先週のWGC-キャデラック選手権で優勝し、同ランク7位に躍進したばかりのジャスティン・ローズ(英)だ。欧州ツアー勢が強さを見せるゴルフ界の現状を代表するような2人が、マスターズの3週間前にどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。
また石川以外の日本勢では、今田竜二も参戦し米ツアー2勝目を狙う。