石川、後退も最終日のチャージ誓う
2013年4月14日(日)午前9:40
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前日カットラインぎりぎりで予選を突破した石川遼はムービングデーにスコアを伸ばすことは出来なかった。
米男子ツアー今季メジャー初戦のマスターズは現地時間13日、ジョージア州のオーガスタナショナルGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。この日55位タイからスタートした石川は3日目にして初めてスタートの1番ホールをパーに収め、幸先の良い滑り出しを切ったかに思われた。
しかし2番パー5でバーディを奪えず、3番はパーパットがカップ手前で右に切れてボギー。4番もボギーで前途に暗雲が立ちこめる。だが8番パー5でこの日最大の見せ場が訪れる。グリーン左の傾斜を上手く利用した残り260ヤードのセカンドショットがピンそばにピタリ。あわやアルバトロスかと思わせるスーパーショットで楽々イーグルを奪い、スタート時点のスコアに戻した。
ところがその後が続かず、後半5つのボギーを叩いて4オーバー76と不本意なスコアで通算8オーバー。前日より1つ順位を下げ56位タイで3日目の競技を終了した。
「今日は4アンダーを出してパープレーまで戻すつもりだったのに…」と悔しさを滲ませた石川。8番のイーグルなど良い兆しもあったが「納得出来ない点が多かった」と反省の弁が口をつく。
泣いても笑っても残り1日。「(思うように行かない)ショットを修正すれば、パットはいい感じなので明日は入ってくれるはず」と、気持ちを切り替え最終日のチャージを誓う石川だった。
尚、もう1人の日本勢、藤田寛之は予選ですでに姿を消している。