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国内男子

伏兵・藤島がツアー初制覇! 遼クン17位タイフィニッシュ

2008年9月7日(日)午後5:35

 国内男子ツアーのフジサンケイクラシック(山梨・富士桜CC)は7日、最終ラウンドの競技を終了。プロ5年目の藤島豊和が通算13アンダーで並んだ岩田寛とのプレーオフを制し、悲願のツアー初優勝を果たした。永久シード獲得を狙った片山晋呉は、通算12アンダー3位タイ。注目の石川遼は通算2アンダー17位タイに入った。

 姉と2人の弟がプロとして活躍するゴルフ一家で育った27歳が、富士のすそ野で涙のツアー初Vを飾った。04年のプロ転向後なかなか優勝争いに絡めなかった藤島だが、昨季の東海クラシックで米ツアーで実績を残すカミロ・ビジェガス(コロンビア)とのプレーオフを経験。惜しくも敗れたものの、選手として一回り成長を遂げた。今大会では実力者の片山、岩田らを下して初勝利。アマ時代無敵を誇った宮里優作を破ったこともある藤島の今後に期待したい。

 一方、高校生プロの石川はスタートホールでボギーを叩きつまずくと、7番パー3ではティーショットを池に入れてダブルボギー。11番までにスコアを4つ落とした。それでもスーパースターは終盤にギャラリーを魅了する。15番パー5を2オン2パットのバーディに収めると、16番パー3ではピンそば1.5メートルにつけ、楽々バーディを奪取。続く17番もバーディとして盛り返し、4バーディ、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー72でフィニッシュした。17位タイとアマチュアとして臨んだ昨季大会の成績(15位タイ)は越えられなかったが、「内容は去年より全然良かったです。最後まで諦めずに、気持ちでバーディを獲れました。来年はアマチュアの自分に負けないようにしたいです」と、目標の4日間20バーディをクリアした石川はさわやかな笑顔で語った。

 その他、片山と同じ通算12アンダー3位タイにウェンチョン・リャン(中)と久保谷健一。ディフェンディング・チャンピオンの谷原秀人が通算8アンダー単独8位、昨季賞金王の谷口徹はスコアを伸ばせず、矢野東、小田孔明らと同じ通算6アンダー9位タイで4日間を終えた。

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