日本勢出遅れ… 松山57位タイ、石川140位タイ
2014年2月28日(金)午前9:45
日本の二枚看板が、帝王ジャック・ニクラウスの罠に苦しめられた。
米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦、ザ・ホンダ・クラシックは現地時間27日、フロリダ州のPGAナショナル・リゾート チャンピオンCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。7アンダー63をマークしたローリー・マキロイ(北アイルランド)が単独首位に立ち、1打差の単独2位でラッセル・ヘンリー(米)が追う展開となっている。
そんな中、松山英樹、石川遼の2人の日本勢は苦しい戦いを強いられた。ともに午前6時55分(現地時間)と早いスタート。1番からプレーした松山は、2番でボギーが先行するも、3番パー5でフェアウェイからの第2打をピン左1.8メートルにつけイーグル奪取に成功。波に乗るかに思われた。だが、6番、8番のボギーで失速。1オーバーでバックナインに突入する。
13番、14番の連続バーディでようやく1アンダーとしたものの、17番でまたしてもボギー。ショット、パットともさほど悪くないのにスコアにつながらないフラストレーションのたまるゴルフでイーブンパー70。首位とは7打差の57位タイと出遅れた。
10番スタートの石川はさらに苦しんだ。ボギー発進の後の11番パー4で、悪夢のダブルパーを叩いて最初の2ホールで5オーバー。その後もフェアウェイキープ率50%、パーオン率61.11%のショットを何とかコントロールしようと必死にプレーを続けたが、ニクラウス設計のコースは甘くない。15番パー3でダブルボギーを叩くなど結局3バーディ、3ボギー、1ダブルボギーにダブルパーが1つで6オーバー76。首位とは13打も差がある140位タイと大きく出遅れてしまい、予選通過のためには2日目の巻き返しが必要な状態に追い込まれた。