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海外男子

池田上がり2連続バーディ、43位タイで最終日へ!

2011年8月14日(日)午前8:24

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 日本勢で唯一予選を突破した池田勇太が、苦しみながらも明日に繋がる上がり2連続バーディでムービングデーを締めくくった。

 米男子ツアー今季メジャー最終戦、第93回全米プロゴルフ選手権(ジョージア州、アトランタ・アスレチックC)は現地時間13日、第3ラウンドの競技を終了。この日26位タイからスタートした池田は出だしの1番からティーショットが左のラフにつかまり、第2打がグリーンをオーバー、アプローチが寄らず入らずのボギー発進と苦しい滑り出しを余儀なくされた。すると4番パー3では2メートルのパーパットが入らずボギー。8番でも1打目がバンカーにつかまりセカンドでグリーンを狙えず、3オン2パットのボギーと前半はノーバーディのまま3つスコアを落としてしまう。

 折り返し直後の10番ではバーディパットが惜しくもカップに蹴られる不運もあり意気消沈。しかし12番パー5でバンカーからの第3打をピンそばに寄せこの日初めてのバーディを奪うと、上がり2ホールに見せ場が待っていた。

 207ヤードのパー3、17番ホールではティーショットをピンから7メートルにつけると、それをきっちり沈めてガッツポーズ。続く最難関の18番では、フェアウェイからのセカンドショットを池を超えたぎりぎりのところに落として1メートルにぴたり。「上がり2ホールだけは別人のようなゴルフだった」と本人が振り返る通り、ファーストパットを難なく沈め2連続バーディでラウンドを締めくくった。

 この日のスコアは2オーバー72。通算3オーバー43位タイに後退したが、苦しかった3日目を連続バーディで締めくくったことで「気持ちよく上がれました」と最終日への希望が湧いてきた。スコアを落とした原因を「芝目と傾斜を読んで、それが入れば疑わずにパットを打てるが、外れると色々なことを考えてしまう」とグリーン上での迷いがスコアメイクを邪魔したと分析する池田。だがそんな迷いも上がり2ホールで吹っ切った。心身ともに疲れはピークだが「1つでも多くバーディを獲れるように、1つでも上に行けるように最終日は思い切ったプレーがしたい」という池田の残り18ホールに注目だ。

 尚、石川遼、平塚哲ニ、藤田寛之、今田竜二はすでに予選で姿を消している。

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