石川15位タイ浮上! A.サボボダ入れ替え戦2勝目チャンス
2013年9月28日(土)午前10:58
- この記事のキーワード
ルーキーイヤーを締めくくる大事な一戦で石川遼が優勝圏内に浮上した。
米男子ツアーとウェブ・ドットコム・ツアー(下部ツアー)の入れ替え戦である“ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズ”最終戦、ウェブ・ドットコム・ツアー選手権(フロリダ州ダイズ・バレーC)は現地時間27日、第2ラウンドの競技を終了。初日31位タイにつけた石川が4バーディ、2ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ、通算3アンダー15位タイまで順位を上げた。
この日10番スタートの石川は序盤から安定したゴルフでパーを積み重ね、16番パー5でアプローチをオーケーの距離に寄せまず1つ目のバーディ奪取に成功。17番で距離のあるバーディパットをジャストタッチで沈めると、後半も2つのパー3でティーショットを好位置に乗せてバーディ。15ホール終了時点で4バーディ、ノーボギーと快調なゴルフを続けていたが、雨が落ちて来た7番パー4ではティーショットをミスして寄らず入らずのボギー。続く8番パー4ではセカンドショットをバーディチャンスにつけながら、そこからスリーパットでボギーを叩いて後退。それでも9番はしっかりとパーをセーブし明日に繋げる締めくくり方で予選をまずまずの位置でクリアした。
“ファイナルズ”は、レギュラーツアーのフェデックスカップポイントランキング126位から200位までの選手と、ウェブ・ドットコム・ツアーの賞金ランキング75位までの選手が激突し、来季のレギュラーツアー出場権『50』を争うサバイバルレース。ただし、ウェブ・ドットコム・ツアーの賞金ランク上位25名が半分の「25」をすでに獲得しており、転落組に与えられた枠はもう半分の「25」とわずか。厳しい戦いの中、石川はシリーズ第2戦と第3戦でトップ10入りを果たし来季のシードはすでに当確。今大会で予選をクリアしたことでさらに優先順位を上げるチャンスが訪れた。
通算9アンダー単独トップにはチェッソン・ハドリー(米)、通算7アンダー単独2位にジョー・デュラント(米)がつけた他、第2戦のチャンピオン、アンドリュー・サボボダ(米)が通算6アンダー3位タイにつけているが、ここ2試合連続で週末尻上がりに調子を上げトップ10に食い込んでいる石川にも逆転Vのチャンスは残されている。残り2日、逞しくなった日本の若武者が上位進出を目指す。