タイガー、ショット&パット噛み合ずイライラ募り急降下
2012年6月17日(日)午後0:05
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タイガー・ウッズ(米)の4年ぶりメジャー通算15勝に黄信号が灯った。
今季メジャー第2戦の全米オープンはカリフォルニア州のオリンピックCを舞台に現地時間16日、第3ラウンドの競技を行い、首位タイからスタートしたタイガーはスコアを5つ落とし、通算4オーバーの14位タイに後退した。
この日のタイガーは出だしからピリッとしなかった。スタートホールの1番でティーショットがラフにつかまり2打目でグリーンを狙えられずボギー発進。“世界でもっとも難しい6ホール”(1番?6番)で3つスコアを落とすと、ピンをデッドに狙った8番パー3ではグリーン奥にワンオンさせたあと、3パットを叩いてボギーと全く歯車が噛み合わない。
続く9番で下りの難しいラインを読み切りこの日唯一のバーディを奪ったものの、後半はティーショットの安定感に欠き、670ヤードの“モンスターホール”16番パー5でティーショットを大きく右に曲げ、バンカーからの第4打をピンに寄せ切れずボギー。最終18番もパーセーブを逃し、終わってみれば1バーディ、6ボギーの5オーバー75の大乱調。通算4オーバーで首位タイに並ぶジム・フューリック(米)とグラエム・マクドウェル(北アイルランド)に5打差をつけられ優勝戦線から後退した。
もちろんゴルフは最後まで何があるかわからない。だがこれまでタイガーが挙げて来た14回のメジャー勝利はすべて、3日目を終えて単独首位または首位タイで迎えた際のもの。ジンクス通りならメジャー15勝目は難しいが、今季アーノルド・パーマー招待とザ・メモリアル・トーナメントに勝って完全復活をアピールしたタイガーが最終日、どんなプレーを見せてくれるか注目だ。