全英オープン 石川、藤田、藤本、小田ら8人の日本勢が参戦!
2012年7月19日(木)午前11:41
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石川遼を筆頭に8人の日本勢が、世界最古のトーナメントに挑む。
現地時間19日開幕の第141回全英オープンは、206個のバンカーが点在するロイヤルリザム&セントアンズGC(英国)がその舞台。「1日のうちに四季がある」と言われる全英オープン特有の天候と、コースマネジメントが攻略のカギを握るコースだ。
これに挑む石川は今季、マスターズ、全米オープンといずれのメジャー大会でも予選落ちを喫している。それだけに今大会にかける気持ちは強く「ベストを尽くしたい」と表情を引き締めた。
「毎日、1ショット1ショット違うものを求められ、より考えなくてはならないコース」と言いながら、自分にはそれができていると言う手応えもある。それを確認するかのように、大会前日には18ホールをラウンドし、最後のコースチェックに余念がなかった。
3度目の出場となる小田孔明は、早めにコース入りしてしっかりと戦略を練った。3ラウンド目が終わって「やっとやれそうな気がしてきた」とようやくつぶやいたのは、やはり全英名物の風がわからなかったからだ。「なんたって耐えること。手前、手前で打てるところに打っていくのみ」と戦略も定まり、忍耐強く上位を狙う。
一方、アジアンツアーでの経験が豊富で、本大会にもアジア予選を経て出場を決めた市原弘大は「いい雰囲気。大会の空気がいいです」と満面の笑み。コーチである父が同伴しており、メジャー初出場を楽しむ気持ち満々だ。だが、そこはアジアで戦い続けてきた百戦錬磨の男。忍耐強いプレーでいきなり上位を狙う。
また、日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills優勝でいきなり出場権をつかんだルーキーの藤本佳則は、初のメジャー大会に笑顔が絶えない。「想像してたとおり難しいですね。気を抜けるホールなんて1つもないし、精神的にもきついと思う」と分析しながらも、日本で心がけているのと同じように、笑顔を続けている。いやなことを忘れて、切り替えることができる笑顔は、どこに行っても最大の武器。藤本の笑顔が最後まで見られるようなら、初メジャーでの活躍も夢ではない。
他に、藤田寛之、武藤俊憲、谷口徹、高山忠洋も参戦。上位進出を狙う。