石川、58位タイへ急降下 R.ギャリガスが混戦抜け出し単独首位
2012年7月29日(日)午前9:28
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上位がスコアを伸ばし合う展開の中、日本勢で唯一予選を突破した石川遼は出入りの激しいゴルフで後退を余儀なくされた。
米男子ツアーのRBCカナディアン・オープン(カナダ、ハミルトンG&CC)は現地時間28日、第3ラウンドの競技を終了したが、26位タイからスタートした石川は出だしからショットが乱れ3バーディ、6ボギーの3オーバー73を叩き、通算1アンダーでリーダーボードを急降下。最終日を58位タイの下位で迎えることになった。
全英オープン予選落ちの悔しさをバネに、今大会での上位進出を目指した石川だが3日目にして大きく失速。だが、このまま終わるわけにはいかない。今季2度目の海外5連戦に弾みをつけるためにも、最終日のチャージに期待したい。
優勝争いは初日から首位を引っ張ったスコット・ピアシー(米)が、スコアを伸ばし切れず3アンダー67に終わったことで混戦に拍車。この日6アンダー64をマークしたロバート・ギャリガス(米)が、通算16アンダーで単独トップに浮上し、約2年ぶりとなるツアー通算2勝目に王手をかけた。
1打差の単独2位にウィリアム・マクガート(米)、2打差の単独3位にピアシーが続き、通算12アンダー4位タイに前週のトゥルー・サウスクラシックで優勝を飾っているスコット・スターリングス(米)の他、クリス・カーク(米)、ボ・バン・ペルト(米)がつける展開となっている。
また、ムービングデーにノーボギーの7アンダー63と爆発したベテランのレティーフ・グーセン(南ア)が、通算9アンダーで前日の53位タイから11位タイに急浮上。全英オープンで復活Vを飾りながら、今週予選落ちに終わった親友のアーニー・エルス(南ア)に代わり、優勝戦線を賑わすつもりだ。
尚、今田竜二は決勝ラウンド進出を逃している。