石川、有終『67』で42位タイ S.ピアシー僅差の勝利
2012年7月30日(月)午前7:59
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前日スコアを落としリーダーボードを急降下した石川遼が、最終日は納得のゴルフで順位を上げた。
米男子ツアーのRBCカナディアン・オープン(カナダ、ハミルトンG&CC)は現地時間29日、最終ラウンドの競技を終了。前日『73』を叩いて58位タイに後退した石川はこの日、出だしの1番こそパーパットがカップに蹴られてボギーとしたものの、ワンオン可能な5番パー4でティーショットをピンそばに寄せイーグル逃しのバーディを奪うなど徐々にペースを上げる。
後半11番でボギーを叩いたが、勝負どころの上がり4ホールで3つのバーディを奪って4アンダー67をマーク。難易度が高い最終18番ではティーショットがラフにつかまりながら、第2打がイーグルかと思わせるスーパ?ショットでピンをヒット。イーグルはならなかったが60センチを楽々沈めてバーディを奪いギャラリーの喝采を浴びた。上位争いとまではいかなかったが、58位タイから42位タイまで順位を上げ「ショットのライン出しが良くなっている」と笑顔で手応えを口にし、次週のWGC-ブリヂストン招待(現地時間8月2?5日/オハイオ州、ファイアーストーンCC)に弾みをつけた石川。昨季4位タイに入っている相性の良い大会で来週こそ上位進出を目指すつもりだ。
優勝は初日『62』で飛び出し2日目以降3日連続『67』にまとめたスコット・ピアシー(米)で通算17アンダー。最終日の混戦を序盤の2番からの4連続バーディで制した格好だ。最終組を回り最終ホールでバーディならプレーオフに持ち込めたロバート・ギャリガス(米)とウィリアム・マクガート(米)は、難しい18番でスコアを伸ばせず1打差の2位タイに甘んじた。
また、期待の若手バド・コーリー(米)が通算14アンダーでクリス・カーク(米)らとともに4位タイに入った他、2週連続優勝を狙ったスコット・スターリングス(米)がベテランのビジェイ・シン(フィジー)らと並び通算12アンダーで7位タイ。レティーフ・グーセン(南ア)は通算10アンダー10位タイに終わっている。
尚、全英オープンを制したアーニー・エルス(南ア)、今田竜二は予選で姿を消している。