WGC-ブリヂストン招待 石川は41位タイ、日本勢いずれも出遅れ
2012年8月3日(金)午前11:05
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米男子ツアー初優勝を“準メジャー”で狙う石川遼をはじめとする4人の日本勢だが、いずれも猛暑の中で苦戦を強いられた。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第3戦の同ツアー、WGC-ブリヂストン招待は現地時間2日、オハイオ州のファイアーストーンCCを舞台に第1ラウンドの競技を終了。昨年、アダム・スコット(豪)と最後まで激戦を繰り広げた末に4位タイに入った石川は、初日から世界ランキングNo.3のローリー・マキロイ(北アイルランド)とのラウンドとなった。
マキロイが1番、2番と連続ボギーでスタートするのを尻目に、石川は2番でバーディを奪い3打差をつける。しかし、マキロイ同様ショットが今ひとつの石川も7番、9番でボギー。10番で2つ目のバーディを奪ったものの、13番で3つ目のボギーを叩いて1オーバー71。フェアウェイキープ率50%、パーオン率56%のショットをカバーしきれず、41位タイで初日の競技を終えた。
一方のマキロイもフェアウェイキープ率、パーオン率とも石川とまったく同じ。だがパッティングで差をつけて、バックナインで2バーディ、ノーボギー。イーブンパー70で31位タイとしっかり帳尻を合わせた。
また、武藤俊憲と藤本佳則も初めてのファイアーストーンに苦しんだ。「とにかくやるしかないです」と挑んだ武藤は、12番でこの日唯一のバーディを奪ったものの、ショット、パットともに今ひとつで4ボギーの3オーバー73で60位タイ。一方の藤本もルーキーらしく懸命にコースを攻めたが、ショットが安定せずフェアウェイキープ率43%、パーオン率39%ではどうにもならない。パットが悪くなかった事に救われて何とか2つのバーディを奪ったが、5ボギーを叩き武藤と並ぶ3オーバー73の60位タイと出遅れた。
大会前には「予選落ちがないから楽に回りたい」と話していたベテランの谷口徹も、1バーディ、3ボギーの2オーバー72で回り51位タイとなっている。
世界のトッププレーヤー、78人だけしか出場を許されていない今大会は、予選落ちがないため、残り3日間で日本勢4人がどれだけ巻き返せるか。手に汗握る戦いに注目したい。
尚、首位は7アンダー63でプレーしたジム・フューリック(米)。リー・スラッテリー(英)が2打差で追走し、3打差の3位タイに世界ランクNo.1のルーク・ドナルド(英)ら6人がつける激戦となっている。