若武者対決は明暗 石川48位タイへ後退
2012年8月4日(土)午前10:54
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世界ランキング3位のローリー・マキロイ(北アイルランド)との同組対決となった石川遼は、昨年4位タイに食い込んだ相性の良い大会で2日目も低迷。ライバルに大きく水を開けられる格好となった。
現地時間3日に行われた世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第3戦の米男子ツアー、WGC-ブリヂストン招待第2ラウンド(オハイオ州、ファイアーストーンCC)。41位タイから「順位を上げたい」と巻き返しを誓った石川だったが、この日も思うようなショットが打てず2バーディ、4ボギーの2オーバー72とスコアを落とし、通算3オーバー48位タイに後退した。
同組で回ったマキロイ(インスタート)は前半を4バーディ、1ボギーで折り返すと、後半開始直後の1番でダブルボギーを叩くも2番、6番でバーディを奪い返し3アンダー67をマーク。通算3アンダーで初日の31位タイから12位タイにジャンプアップした。
「ダブルボギー発進はいただけないけれど、ティーショットの状態も良くなったしドライバーの安定感を実感している。フェアウェイに置けばバーディチャンスを作れるコースだし、ウェッジの調子が良いので明日はもっと上を狙って行きたい」とさらなる上位浮上へ意欲を見せた。
明日3日目の石川のプレーイングパートナーは、憧れの存在でもあるファッションリーダーのイアン・ポルター(英)。かつてさまざまなアドバイスを貰った先輩とのラウンドで、何とか再浮上のきっかけをつかみたい。
その他の日本勢は、武藤俊憲が2バーディ、3ボギーの1オーバー71にまとめ、通算4オーバーで初日の60位タイから53位タイへわずかながら順位を上げたが、今大会初挑戦の藤本佳則は2番でバーディを先行させながら、3番から11番までの9ホールで6つボギーを叩いて4オーバー74と崩れ、通算7オーバーまでスコアを落として7ランクダウンの67位タイに後退した。
また、ベテランの谷口徹はパットが全く決まらず1バーディ、3ボギー、3ダブルボギーの8オーバー78を叩き、通算10オーバー73位タイへ急降下している。