石川39位タイ 世界ランク4位がまさかの大乱調で急降下
2012年8月5日(日)午前9:44
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憧れのイアン・ポルター(英)とのラウンドとなった石川遼は要所に光るものを見せ、わずかながら順位を上げた。
世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ今季第3戦の米男子ツアー、WGC-ブリヂストン招待第3ラウンド(現地時間4日/オハイオ州、ファイアーストーンCC)。日本期待の石川は上向いてきたショットで再三チャンスを作ったが、今ひとつパットが噛み合2わず3バーディ、3ボギーのイーブンパー70。前日より9ランクアップの通算3オーバー39位タイにとどまった。
出だし直後の2番パー5で2オンに成功し、イーグル逃しのバーディを奪う快調な滑り出し。しかし5番パー3でティーショットをバンカーに入れてパーセーブならず一進一退の攻防が続く。しかし結局バーディのあとにボギーが来る我慢のゴルフでムービングデーのチャージはお預け。それでも最終18番ではセカンドショットをピンそばにつけ難なくバーディフィニッシュ。そのホールでボギーを叩いたポルターよりスコアは1つ悪かったものの、内容的にはまずまずで最終日に繋がるプレーを見せてくれた。
一方、武藤俊憲はこの日バーディを1つも奪えず3オーバー73を叩き、通算7オーバー59位タイに後退。また、「内容的には悪くないがすぐボギーが出てしまう」と反省の弁を口にした藤本佳則は3バーディ、4ボギーの1オーバー71で回ったが、通算8オーバー63位タイに低迷中。尚、ベテランの谷口徹は最終日を待たずに棄権を表明している。
苦戦を強いられたのは日本勢だけではない。世界ランク4位のリー・ウェストウッド(英)はこの日2番から7番までの6ホールで1ダブルボギー、5ボギーで7つスコアを落とす大乱調。8番で唯一のバーディを奪ったもが、まさかの11オーバー81を叩き通算11オーバーで前日の28位タイから単独70位に急降下した。
前日単独2位につけていたラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)もまた然り。最終組で回ったこの日はダブルボギーを3つ叩くなど崩れ7オーバー77の大叩き。通算2アンダーで11ランクダウンの13位タイに順位を落としており、天候が荒れると目される最終日も何が起きるかわからない展開が続きそうだ。