首位P.ミケルソン後半もたつき混戦拍車 石川47位タイ
2013年5月5日(日)午前10:26
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首位を快走していたフィル・ミケルソン(米)が終盤スコアを落としたことで5打差以内に25人がひしめき、優勝争いは混沌としてきた。
米男子ツアーのウェルズファーゴ選手権は現地時間4日、ノースカロライナ州、クエールハローCを舞台に第3ラウンドの競技を終了。後続に2打差をつけ単独トップからスタートしたミケルソンは14番までに2つスコアを伸ばし快調にトーナメントを引っ張った。ところが15番パー5で痛恨のダブルボギーを叩くと、続く16番もボギーで1オーバー73とスコアを1つ落としてしまう。一方、2位タイからスタートしたニック・ワトニー(米)も17番パー3でダブルボギーのミスがあったが、結局2人が通算8アンダーで首位の座を分け合う展開となった。
1打差の単独3位にジョージ・マクニール(米)が続き、2打差の4位タイにリー・ウェストウッド(英)、ライアン・ムーア(米)、ジョン・センデン(豪)、ロバート・カールソン(スウェーデン)ら国際色豊かな実力者がつけている。
またこの日24歳の誕生日を迎えたローリー・マキロイ(北アイルランド)は7番パー5でイーグルを奪い勢いに乗るかと思われたが、9番でダブルボギー、11番、12番を連続ボギーとするなどスコアを1つ落とし通算5アンダー10位タイに後退。それでも首位の2人とは3打差と逆転は十分に可能。3年前の最終日『62』をマークし大逆転Vを達成した思い出の大会で完全復活をアピールしたいところだ。
一方、前日カットラインぎりぎりの69位タイながら出場3試合連続予選突破を果たした石川遼は、出だしの1番でカラーからチップインバーディを奪って波に乗ると、3番で長いパットを沈めてバーディ。前半2つのパー5(5番&7番)でも3打目をきっちり寄せてバーディを奪い7番までに4つスコアを伸ばしてリーダーボードを急浮上した。
しかし9番パー4で2打目がグリーンに乗らず、3打目のアプローチもミスしてボギーを叩くと、13番では短いパーパットを外してボギー。最終18番でもあとわずかのところでパーセーブならず1アンダー71でホールアウト。後半貯金を吐き出したが通算1オーバーで前日より22ランクアップの47位タイで最終日を迎えることとなった。
悪天候が予想される最終ラウンド、果たしてミケルソンの今季2勝目はあるのか? それともマキロイが復活をアピールするのか? 石川の動向も含め見どころ満載の日曜日になりそうだ。