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海外男子

S.ガルシア2週連続V王手! タイガーは自己ワースト更新で後退

2012年8月26日(日)午前9:05

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 セルヒオ・ガルシア(スペイン)が2週連続優勝に王手をかける中、タイガー・ウッズ(米)は不本意な記録を更新し後退を余儀なくされた。

 米男子ツアーのプレーオフシリーズ初戦、ザ・バークレイズは全米オープンの舞台にもなった難コース、ベスページ・ステートパーク(ニューヨーク州)を舞台に現地時間25日、第3ラウンドの競技を終了。5バーディ、3ボギーとやや出入りの激しいゴルフながら2アンダー69にスコアをまとめたガルシアが通算10アンダーで単独トップの座をキープした。

 17番パー3でこの日バーディを奪ったのはニック・ワトニー(米)ただひとり。貴重なチップインバーディでガルシアに1打差まで詰め寄ったが、最終18番でファーストパットを大きくオーバーさせパーセーブならず。イーブンパー71とスコアを伸ばせなかったワトニーが通算8アンダーでガルシアに2打差の単独2位につけている。

 またムービングデーにノーボギーの6アンダー65とやることなすことすべて上手く行ったケビン・スタドラー(米)が通算7アンダーまでスコアを伸ばし、前日の42位タイから一気に単独3位にジャンプアップ。さらに通算6アンダー4位タイにブラント・スネデカー(米)とボブ・エステス(米)が並んでいる。

 一方、7位タイから巻き返しを狙ったタイガーは1996年のデビュー以来のキャリアワースト記録をマーク。何の記録かといえば1ラウンド当たりの3パットの回数である。「本当にフラストレーションが溜まったよ。カップは逃げないんだから我慢すれば良いと自分に言い聞かせたんだけれど…」と言いつつ3番、6番、9番、14番で4回の3パットを叩き、1オーバー72の低調なラウンド。通算4アンダーでガルシアに6打差の10位タイに後退した。

 ゴルフにたらればは禁物だが、短いパットをきっちり沈めていたらガルシアとの差は3ストローク前後に収まっていたはず。「明日は噛み合うプレーがしたい」というタイガーにパットの冴えさえ戻れば、6打差は逆転可能なのだが…。

 その他の注目選手はタイガーと同じ10位タイにフィル・ミケルソン(米)、リー・ウェストウッド(英)、ルイス・ウーストハウゼン(南ア)ら。今大会で勝たなければライダーカップ出場の道が閉ざされるパドレイ・ハリントン(アイルランド)は2日連続『75』で通算1オーバー43位タイに後退している。

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