国内男子ツアーのサン・クロレラ クラシックは北海道の小樽CCを舞台に30日開幕した。17歳の石川遼は第1ラウンド、1イーグル、5バーディで7アンダー65の好スコアをマーク。2位タイの山下和宏とブレンダン・ジョーンズ（豪）に1打差をつけ、単独首位に立った。

　石川がミズノオープンよみうりクラシックに続く今季2勝目へ最高のスタートを切った。8番までにスコアを2つ伸ばすと、9番パー5では2オンに成功しイーグルを奪取。後半も持ち前の攻撃的なゴルフを披露し、3つのバーディを獲った。ノーボギーと安定したプレーも兼ね備え、7アンダー65でトーナメントをリード。2週間後には全米プロの出場を控えているだけに、好発進を生かして勝ち星を挙げ、弾みをつけてメジャーへ乗り込みたい。

　一方、昨季賞金王の片山晋呉はスコアを伸ばしきれなかった。前半を2バーディ、1ボギーで回ると、後半は13番までに2バーディ。しかし、16番でボギーを叩き、2アンダー70の15位タイでホールアウトした。09年は未だ勝っていない片山。第2ラウンドでリーダーボードを駆け上がり、優勝戦線をにぎわしたいところだ。

　その他、4アンダー68の6位タイに選手会長の宮本勝昌、片山と同じ15位タイに今季1勝を挙げている池田勇太、兼本貴司、平塚哲二がつけている。前週のセガサミーカップで勝利した藤田寛之は矢野東、星野英正らと共にイーブンパー72の33位タイ。だが、00年大会覇者の尾崎将司は谷口徹他と同じ2オーバー74の72位タイ、丸山茂樹は3オーバー75の94位タイと出遅れた。

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