1996年10月にゴルフ専門チャンネルとして開局したゴルフネットワーク。放送だけでなく、「より多くの社会人ゴルファーに競技ゴルフの楽しさを感じてもらいたい」という想いから、視聴者が参加できる“競技会”を新たに企画。「一人で競技ゴルフへの出場はなかなか踏み切れない」そんな不安を取り除き、より多くのゴルファーに楽しんでもらえる競技方法を思案し辿り着いたのが、個人戦ではなく2名でチームを組んで戦う“ダブルス競技”であった。気の合う仲間同士はもちろん、会社の上司・部下や夫婦、親子、兄弟などのチームを募ることで、“従来のシリアスな競技にはない笑顔や喜びが溢れる、参加することが楽しみになる” そんな大会を目指して準備が始まった
そして1998年11月3日、千葉県のカントリークラブザ・ファースト(現:アクアラインゴルフクラブ)にて第1回ゴルフネットワーク選手権を開催し、その模様を番組として放送した。初代優勝チームとなったのは、69の3アンダーをマークした金沢剛喜(東京都)・秋本康彦(東京都)チームだった。
第1回大会の開催からダブルス競技の楽しさは瞬く間にゴルファーに波及し、気が付けば1会場の参加枠に対して5倍の出場希望者が殺到する人気大会となった。時にはアクセスが急増し、WEBでの申込みができなくなるトラブルが発生するほど、ダブルス競技の面白さはアマチュアゴルファーの心を捉えていった。第3回大会の2000年から地区大会(予選)を設け、茨城県の石岡ゴルフクラブ(現:PGM石岡ゴルフクラブ、男子ツアー1999年〜2006年アコムインターナショナル開催コース)にて決勝大会を開催した。
大会の人気上昇と共に、地区大会の会場数は2002年8会場、2006年10会場、2012年11会場、2014年12会場と年々増加し、2017年の第20回記念大会では最多となる13会場で地区大会を実施した。地区大会の全国区化に伴い2003年には日本ゴルフ協会の後援競技と正式に認められ、名実共に「社会人アマチュアゴルファーの“ダブルス日本一”を目指す大会」として広く認知されるようになった。
本大会は、「ダブルス日本一」に相応しい大会を目指し、決勝大会会場はプロゴルフトーナメントの開催コースに拘って選定してきた。2011年からは宮崎県のフェニックスカントリークラブが決勝大会の舞台となった。同コースは、国内最高峰の「ダンロップフェニックストーナメント」の舞台にもなっている松林の美しいシーサイドチャンピオンコースだ。
2020年大会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により中止となり、今年が第23回大会となる。2021年大会はコロナ禍における開催を念頭に置きながら、全国10会場で行われる地区大会の中間地に位置する、愛知県 愛知カンツリー倶楽部 東山コースを決勝会場とすることとなった。
毎年、ゴルフネットワーク選手権を楽しみに出場頂いている皆様だけでなく、まだ競技ゴルフを経験されていない社会人アマチュアゴルファーの皆様に是非、競技ゴルフ、ダブルス競技の楽しさを感じて頂きたいと思っています。大会にご協賛・ご協力頂く企業様、ゴルフ場の皆様と質の高いゴルフ競技を主催することで、日本のゴルフ界に貢献できればと考えております。ゴルフネットワーク選手権を末永く御愛顧いただきますよう、宜しくお願い申し上げます。