松山英樹が3年連続のマスターズ出場に向けて、米ツアー優勝という大きな青写真を描いた。

　アジアアマチュア選手権連覇を達成し、2年続けてオーガスタの大舞台に立った松山だが、残念ながら今年は3連覇ならず。今後マスターズ出場権のかかったアマチュアの試合はないため、3年連続出場のためにはプロの試合で結果を出すしかない。

　大会直前の世界ランキング50位以内に入るという方法もある。だが来年4月上旬というマスターズの時期を考えると、国内ツアーでの活躍では間に合わず、現在128位で米ツアー出場機会も限られる松山にとっては難しい。あとはシーズン序盤の米ツアーで優勝するしかないという状況だ。

　そんな中、松山は21日に都内で行われたJGA（日本ゴルフ協会）主催の男女ナショナルチーム合同慰労会に出席。年明けの現地時間1月10日からの米男子ツアー、ソニー・オープン・イン・ハワイ（ハワイ、ワイアラエCC）までのスケジュールを明かし、クリスマスの25日に日本を離れて早々に調整を行い大会に備える。

　ここで優勝すればオーガスタ行きが決まるだけに、「そうなったら抜群です」と笑顔を見せた松山。プロ入りについても取り沙汰されているが、「（東北福祉大ゴルフ部の）主将としてチームを引っ張ってから考えたいです」と、4年生になってもアマチュアとしてプレーする意向を示していた。