ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）が世界ランキング6位に浮上した。

　米男子ツアーのフェデックスカッププレーオフシリーズ第2戦 ドイツ銀行選手権で最終日に2打差の単独2位から逆転優勝したステンソンが、米国時間3日発表の最新世界ランキングで10位から6位に順位を上げた。今季は欧米どちらのツアーでも優勝こそしていなかったステンソンだが、全英オープン単独2位、WGC-ブリヂストン招待2位タイ、全米プロゴルフ選手権単独3位と、シーズン終盤のビッグイベントで実力を遺憾なく発揮しており、今大会の勝利でさらに上位に食い込む勢いを見せている。

　同大会上位陣では、単独2位のスティーブ・ストリッカー（米）も14位から10位に浮上。単独3位だったグラハム・デラート（カナダ）は48位から35位に、4位タイの4人はマット・クーチャー（米）こそ6位から7位に後退したが、他の3人はセルヒオ・ガルシア（スペイン）が20位から17位に、ジョーダン・スピース（米）が33位から28位に、ケビン・スタドラー（米）が134位から104位にそれぞれランクアップした。

　その他のツアーでは、欧州ツアーのISPSハンダ・ウェールズ・オープンで4年ぶりツアー通算4勝目を挙げたグレゴリー・ボーディ（仏）が173位から118位に、国内男子ツアーのVanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメントで悲願のツアー初優勝を達成したパク・エスジェイ（韓）が243位から152位へと躍進している。

　1位タイガー・ウッズ（米）、2位アダム・スコット（豪）、3位フィル・ミケルソン（米）の上位陣に変動はなく、松山英樹は28位から29位に1つ順位を落とした。その他の主な日本勢は、藤田寛之が93位から100位に、石川遼が154位から156位にそれぞれランクダウンとなっている。