ツアー初優勝を達成した20歳の川村昌弘が米国時間9月30日発表の最新世界ランキングで180人抜きを演じて見せた。

　国内男子、アジア両ツアー共催のアジアパシフィック パナソニックオープンで念願の初Vを手にした川村が世界ランク405位から225位に躍進。さらなるランクアップを狙っている。最終日の終盤で連続ボギーを叩きツアー2勝目を逃したパク・エスジェイ（韓）は132位から109位へと浮上。単独3位に入った2009年全米プロゴルフ選手権チャンピオンのY・E・ヤン（韓）も300位から263位へとジャンプアップしている。

　また、欧州ツアーで優勝したデビッド・ハウエル（英）が82ランクアップ。2006年には世界ランク9位まで上り詰めたハウエルだったが、その後はケガに苦しみ低迷。一時は同ランク500位以下にまで落ち込んだ。だが、同ツアーのアルフレッド ダンヒル・リンクス選手権で、ピーター・ユーライン（米）をプレーオフ2ホール目で撃破。7年ぶりのツアー通算5勝目を飾り、176位から94位へとジャンプアップした。ツアー2勝目を逃したユーラインも100位から69位へと大きくランクを上げている。

　その他の主な日本勢は、松山英樹は30位で前週と変わっていないが、藤田寛之は102位から104位へと後退。ウェブ・ドットコム・ツアー・ファイナルズで来季の米男子ツアー出場権を何とか勝ち取った石川遼も146位から149位へとランクダウンしている。

　1位タイガー・ウッズ（米）、2位アダム・スコット（豪）、3位フィル・ミケルソン（米）の上位陣に変動はない。