現地時間8日、マスターズ（10?13日／ジョージア州オーガスタナショナルGC）の予選ラウンドの組み合わせが発表され、日本勢唯一出場の松山英樹はブラント・スネデカー（米）、ジェイミー・ドナルドソン（ウェールズ）と同組となることが決まった。

　スネデカーは一昨季の米男子ツアー年間王者（現在世界ランキング19位）。ドナルドソンは世界ランクこそ松山よりも下の28位（松山は26位）だが、今季は欧州ツアーの賞金レーストップをひた走っている実力者だ。松山、スネデカー、ドナルドソンの3人は第14組で午前10時19分（日本時間午後11時19分）にスタートする。

　ディフェンディング・チャンピオンのアダム・スコット（豪）は松山の2つ後ろの第16組で、昨季の全米プロゴルフ選手権覇者ジェイソン・ダフナー（米）、全米アマチュアゴルフ選手権チャンピオンのマシュー・フィッツパトリック（英）とのペアリングとなった。母国のヒーロー、グレッグ・ノーマンが何度も優勝争いを演じながら獲れなかった悲願のタイトルを手にした舞台で史上4人目の連覇（ジャック・ニクラウスが1965、66年、ニック・ファルドが89、90年、タイガー・ウッズが2001、02年）に挑む。

　メジャー3勝目と復活を狙うローリー・マキロイ（北アイルランド）はそのすぐ後ろの第17組。一緒に回るのは昨季米ツアー新人王のジョーダン・スピース（米）とパトリック・リード（米）の2人で、若い3人が一緒にプレーする相乗効果が楽しみな組となった。

　午後になると、もはや優勝争いの常連となったジェイソン・デイ（豪）、昨季の米ツアー年間王者で欧州ツアー賞金王でもあるヘンリック・ステンソン（スウェーデン）、ダスティン・ジョンソン（米）組（第28組）、12年大会を制したバッバ・ワトソン（米）、ルーク・ドナルド（英）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）組（第29組）もスタートする。大会3勝のフィル・ミケルソン（米）は、メジャー4勝だがマスターズではまだ優勝がないアーニー・エルス（南ア）、昨季全米オープン王者のジャスティン・ローズ（英）と共に第32組に登場。グリーンが荒れて難しくなる時間帯だが、メジャータイトルを持つ実力者3人の組がこれをどう攻略し、第2ラウンドにつなげるのかは見ものだ。