松山英樹とアダム・スコット（豪）の黄金コンビがメジャーチャンピオンコンビを翻弄している。

　米国チームとインターナショナルチーム（欧州を除く）が2年に1度、名誉をかけて激突するザ・プレジデンツカップは現地時間4日、米オハイオ州ミュアフィールド・ビレッジGCを舞台に2日目の競技に突入。フォーサム（2人が1つのボールを交互に打つ）による6マッチを行ったが、降雨による中断を挟み日没サスペンデッドが決定。最終マッチ（第6マッチ）に登場した松山＆スコット組は12番をパーでホールアウトしたところで順延となったが、ジェイソン・ダフナー＆ザック・ジョンソン組から4アップのリードを奪い優位な戦いを進めている。

　2番パー4で松山がバーディパットを沈めてまず1アップ。5番パー5で果敢にグリーンを狙った松山が2オンに成功するとスコットのイーグルトライはわずかに外れたものの、ほぼオーケーの距離を松山が沈めてバーディを奪い2アップ。中断後の6番でも松山が300ヤード近いビッグドライブを披露すると、スコットが3メートル強のチャンスに寄せ、松山が期待通りにバーディを奪う絶妙のコンビネーションで3アップ。

　7番パー5で相手にバーディを決められ2アップに戻されるが、8番パー3で米国チームがティーショットをバンカーに入れ、そこからパーをセーブ出来ず松山組が再び3アップ。11番で相手がボギーの隙に4アップとリードを広げ迎えた12番。松山のティーショットはグリーン奥のカラーにつかまったが、スコットが絶妙のタッチでオーケーの距離に寄せパーでホールアウト。ダフナー＆ジョンソン組は奥のバンカーから2メートル弱に寄せたところで日没のためプレー続行を諦め続きは土曜日に持ち越された。

　引き分けに終わった初日は緊張から硬い表情が目立った松山もこの日は闘争心を剥き出しのダイナミックなゴルフを展開。後半やや守りに入って、チャンスにパットを打ち切れない場面もあったが、このままいけば貴重なザ・プレジデンツカップ初勝利をものにすることが出来そうだ。

≪ザ・プレジデンツカップ放送予定≫
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