ザック・ジョンソン（米）が米国時間9日発表の最新世界ランキングで生涯初のトップ10入りを果たした。

　タイガー・ウッズ（米）がホストを務めるオフ恒例のチャリティイベント、ノースウェスタン・ミューチュアル・ワールド・チャレンジでプレーオフの末にタイガーを撃破して優勝を飾ったジョンソンは前週の16位から9位へとジャンプアップ。マスターズ王者の実力をしっかりとアピールした。

　ジョンソンには敗れたものの、タイガーの世界ランク1位の座は盤石。同大会3位タイの2人もマット・クーチャー（米）が同ランク7位、ブッバ・ワトソン（米）が同ランク26位といずれも前週までのポジションをキープしている。

　30人のトッププレーヤーだけが出場を許された欧州ツアー、ネッドバンク・ゴルフチャレンジで逆転優勝を飾ったトーマス・ビヨーン（デンマーク）は34位から25位にランクアップ。2位タイの2人もセルヒオ・ガルシア（スペイン）が同ランク20位から19位に、ジェイミー・ドナルドソン（ウェールズ）が29位から28位へと順位を上げている。

　欧州、アジア両ツアー共催の香港オープンで連覇を達成し、49歳337日で自らが持つツアー史上最年長V記録を更新したミゲール・A・ヒメネス（スペイン）が同ランク48位から38位へと浮上。国内男子ツアー今季最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップで悲願の初優勝を手にした宮里優作は287位から182位へと躍進している。

　その他の主な日本勢は、左手のケガのため国内ツアー最終戦を欠場した松山英樹が同ランク23位をキープ。同大会6位タイの小田孔明が74位から68位に、同大会13位タイの片山晋呉が84位から82位に、石川遼が88位から87位に、同大会3位の谷原秀人が115位から97位へとそれぞれランクを上げている。

　1位タイガー、2位アダム・スコット（豪）、3位ヘンリック・ステンソン（スウェーデン）の上位3人に変動はないが、ネッドバンク・ゴルフチャレンジで7位タイに入ったジャスティン・ローズ（英）が同ランク5位から4位へと浮上。代わってフィル・ミケルソン（米）が4位から5位に後退している。