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海外男子

松山、まさかの逆転負け… 2回戦で姿消す

2014年2月21日(金)午前10:30

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 松山英樹が土壇場で逆転負けを喫した。

 世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズのシーズン初戦、WGC-アクセンチュア・マッチプレー選手権2回戦(現地時間20日/アリゾナ州ザ・ゴルフクラブ at ダブマウンテン)で2010年全米オープン王者のグラエム・マクドウェル(北アイルランド)と対戦した松山は、1番バーディ、2番イーグルでいきなり2アップ。6番で相手がボギーを叩き、3アップにまでリードを広げた。

 7番、8番と連取したマクドウェルに1アップまで追い上げられたものの、落ち着いたプレーぶりが変わることはなかった。9番から12番まではお互いスコアカード通りの緊張感漂う戦い。マクドウェルが何度もピンチに陥りながら、難しいパーパットをことごとく入れて粘るという流れが続いた。

 松山がバーディを奪った14番でマクドウェルがボギーを叩き、松山のリードは2アップに広がった。だが、ゲーリー・ウッドランド(米)との1回戦では、ドーミーホールの16番から3ホール連取し、エクストラホールまで持ち込んで勝ち上がってきた男は、ここからが強かった。15番のバーディで差を1つ詰めると、17番ではグリーンオーバーした松山に対して1メートルのバーディチャンス。松山がパーパットをカップに蹴られるのを尻目にしっかりとバーディを奪い、土壇場でオールスクエアに持ち込んだ。

 勝負がかかった18番で、マクドウェルはしっかりフェアウェイをキープ。対する松山はバンカーからグリーンオーバーしてラフからの難しいアプローチを残してしまった。ロブショットの第3打は寄せきれず、パーパットは6メートル。これを入れにいったが大きくオーバーしてしまい、しっかりと2メートルのパーパットを沈めたマクドウェルが、1アップで逆転勝利を収めた。

「2日連続で素晴らしいプレーヤーと戦って勝つことができてうれしい。プレッシャーの中、いいゴルフができた。最後の3ホールは風が難しかった。18番はラッキーもあったけど」と笑ったマクドウェルは、さすがに百戦練磨の実力者。1回戦終了後「マッチプレーは本当に得意じゃない」と口にしていた松山だが、その怖さを身をもって知ることになってしまった。

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